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長友が同点弾をアシスト!!ミラノ・ダービーはドローに終わる…長友は負傷交代

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 セリエAは24日、第26節を各地で行った。日本代表DF長友佑都の所属する5位のインテルは3位のミランとミラノ・ダービーを戦い、1-1で引き分けた。右SBで先発した長友は、後半26分のMFエセキエル・スケロットの同点弾をアシストする活躍。しかし同32分に負傷でピッチをあとにした。

 今年に入ってリーグ戦は5勝2分と好調のミランは、20日に行われた欧州CLのバルセロナ戦(2-0)から中3日。一方今年に入って2勝2分3敗のインテルは21日のEL・CFRクルージュ戦(3-0)から中2日。昨年のダブル、そして今季の第7節とダービーはインテルが3連勝中となっていたが、前半は現在のチーム状況の差がそのままあらわれた。

 前半21分、ミランはMFケビン・プリンス・ボアテングのスルーパスで抜け出したFWステファン・エル・シャーラウィが右足アウトサイドで蹴り込む。長友の裏をとり、落ち着いて放ったシュートがゴールネットを揺らし、ミランに先制点をもたらした。

 さらに攻めたのはミラン。今冬マンチェスター・シティから移籍し、3戦4発中と絶好調のFWマリオ・バロテッリも果敢にゴールを狙う。だが前半27分のエル・シャーラウィのCKを直接頭で合わせた場面や、同29分の左クロスに飛び込んだ場面、同40分のFKの場面はともにGKサミール・ハンダノビッチの好セーブに遭い、ゴールネットを揺らすことは出来なかった。

 前半全くと言っていいほどチャンスを作れなかったインテル。後半開始から長友を左SB、DFハビエル・サネッティを右SBで起用。左右を入れ替えて、局面の打開を図った。また客席で発煙筒がたかれたため、後半序盤は視界が悪い状況が続いた。

 そんな中最初にチャンスを作ったのはインテルだった。後半10分、右サイドからFWロドリゴ・パラシオが上げたクロスにMFフレディ・グアリンが飛び込んだが、GKクリスティアン・アッビアーティの好セーブに防がれた。

 だが後半は完全にインテルがペースを取り返す。すると後半26分、左サイドから中に切り込んだ長友のクロスに、直前にMFエステバン・カンビアッソと交代でピッチに入ったスケロットが頭で合わせて同点に追いついた。

 しかし後半32分にアクシデント発生。長友が負傷でピッチを後にし、代わってDFクリスティアン・キブが投入された。

 試合はこのまま1-1で終了。上位対決は勝ち点1ずつを分け合う形で幕を閉じた。


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