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長友欠場のインテル、2点ビハインドをひっくり返し敵地でカターニアを下す

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 セリエAは3日、第27節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルは敵地でカターニアと対戦し、3-2で勝利した。右ひざ半月板を負傷している長友は、ベンチ入りメンバーから外れている。

 先月24日に行われたミラン戦で同点弾をアシストした長友だったが、直後に右ひざを痛め、負傷交代。クラブは外側半月板の関節包靭帯の損傷、および外側半月板の一部分に軽度の損傷が確認されたと発表。復帰まで1か月近くを要する大ケガを負ってしまった。

 長友が欠場となったインテルは右SBをハビエル・サネッティ、左をアルバロ・ペレイラが務めた。CBはDFジュアンとクリスティアン・キブが務めた。アンドレア・ストラマッチョーニ監督との確執が伝えられたFWアントニオ・カッサーノはベンチ入りメンバーからも外れている。

 前半はカターニアがホームでの強さを見せつける展開となった。カターニアは前半7分、PA内左サイドでFWゴンサロ・ ベルヘシオがジュアンから強引にボールを奪うと、難しい体勢だったが、そのままゴールに蹴り込み、あっさり先制に成功する。さらに同19分、MFフランチェスコ・ローディのFKをDFジョバンニ・マルケーゼが頭で合わせて、追加点を奪った。

 何も抵抗できないまま前半を終えたインテルは後半開始からFWトンマーゾ・ロッキに代えてFWロドリゴ・パラシオ、MFズドラフコ・クズマノビッチに代えてMFデヤン・スタンコビッチを投入し、局面の打開を図った。

 するとインテルが早速反撃に出る。後半7分、右サイドをパラシオが仕掛けて上げたクロスにMFリッキー・アルバレスが飛び込み、1点差に詰め寄った。さらに同25分、左サイドからアルバロ・ペレイラがクロスを上げると、パラシオが頭でねじ込み、試合を振り出しに戻した。

 勢いに乗るインテルは後半32分、最後の交代カードを切り、MFフレディ・グアリンに代えてMFエステバン・カンビアッソを投入。一気に逆転ゴールを奪いにいった。

 するとこの交代策も見事に的中する。後半ロスタイム、カンビアッソがPA内で粘ってマイナスクロスを入れると、走り込んだパラシオが押し込み、ついに逆転に成功。2点ビハインドをひっくり返したインテルが、リーグ戦では2月10日のキエーボ戦(3-1)以来、3試合ぶりの白星を手にした。

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