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マンチェスター・Uのアカデミーコーチが大阪で指導者講習会「どんな練習でも繰り返しやることが大事」

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 ナイキジャパンは1日、大阪府堺市のJ-GREEN堺で「NIKE ELITE TRAINING LIVE マンチェスター・ユナイテッドFCアカデミー COACHING SESSION」を開催した。イングランドの名門、マンチェスター・Uのアカデミーコーチを務めるニール・ライアン氏による講習会に関西の指導者ら34名が出席。参加者はマンチェスター・UのU-12からU-18の選手たちが実際に行なっているというメニューを通して、指導のポイントについて学んでいた。

 神奈川県横浜市のしんよこフットボールパークに関東地区の指導者ら44名を集めて行われた第1回(3月30日)に続いて今回が2回目の講習会。常にサポートの動きをすることや攻守のハードワークを求めた9対9(パス&ランゲーム)、4対1、そしてクロスからのシュート練習を実施したライアンコーチは「1本のパスで終わるのではなく、次のことを考えて動くこと。そういうプレーをマンチェスター・ユナイテッドでは求めている。どんな練習でも繰り返しやることが大事です。選手が理解するには時間がかかるから」などと説明した。

 この日の講習会には、世界規模のスカウトプロジェクト、ナイキ「THE CHANCE」で勝ち残り、アメリカ、イタリア、イングランドでユベントスやマンチェスター・Uなどを回るグローバル・トレーニング・ツアーを経験したFW木下稜介(前・滝川二高)も出席。「いつもプレーヤーとしてやっているので、別の角度から見ることができて、しかもマンUのコーチが教えてくれたので良かったです。(グローバル・トレーニング・ツアーでも)ポゼッション練習とかとゲームもあった。言われることも、あの時とあまり変わらなかったので、思い出しました」と感想を口にしていた。

 参加した指導者から「イングランドと日本のジュニアやジュニアユースの選手との差をどう感じるか」と質問されたライアンコーチは「まだ日本人選手をあまり見ることができていないが、日本にもいい選手が生まれていると感じました。日本から香川という選手がマンチェスター・ユナイテッドに来ていますので。(指導者の方たちとの話から)日本の育成の方では一生懸命取り組んでくれていると感じました」と説明。そして最後に「(今回の講習会を経て)ひとつでも少しでもいいなと感じてくれればいいですし、皆さん時間を使って(マンチェスター・Uから)何かしら学ぼうという意識を持って集まってくれたことは嬉しく思います」と参加者に感謝していた。

(取材・文 吉田太郎)

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