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[EL]選手たちを称えるベニテス暫定監督「彼らは新のプロフェッショナル」

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 チェルシー(イングランド)は15日に行われたヨーロッパリーグ決勝で、ベンフィカ(ポルトガル)に2-1で競り勝ち、欧州王者に輝いた。チームの指揮を執るラファエル・ベニテス暫定監督は、クラブの公式HPで「ベンフィカは偉大なチームであり、素晴らしいパフォーマンスを披露した」と、対戦相手を称賛し「我々にとっては今シーズンの69試合目であり、ベンフィカは前線からプレッシングをかけてきた。この状況に対応するのは、簡単ではなかった」と試合を振り返っている。

 この試合のチェルシーの戦い方について、スペイン人監督は、こう明かしている。「彼らの厳しいプレッシングを受けることは分かっていた。ただ、相手は守備面にいくつか問題を抱えていたんだ。具体的には、相手のDFを配送させたかったんだ。そのためにラミレスとオスカル、フェルナンド(・トーレス)を裏に走らせて、マタが広がったラインの間でボールを引き出すというゲームプランを描いていた。フェルナンドは相手の脅威になっていた」。

 決勝点となったDFブラニスラフ・イバノビッチのヘディングは、まさに狙い通りだったと強調する。

「イバノビッチのゴールは素晴らしかった。あれは練習していた形の一つだよ。彼らがCKの守備に問題を抱えていることは分かっていた。そこを突きたかった。テクニカルスタッフが分析したのと同様に、ダビド・ルイスも同じことを指摘した。彼はベンフィカでプレーしていた。そこにアドバンテージがあったんだ」

 そして、モチベーションを高く保ち、戦った選手たちを称えた。「彼らは真のプロフェッショナルだ。チームは世代交代を迎えており、私がシーズン終了後に退任することも分かっていた。そんな状況の中で懸命にプレーしてくれた。この結果に満足しているよ」と、難しい状況での欧州タイトルの獲得を喜んだ。

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