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インテルのマッツァーリ新監督が就任会見、「長友は良い選手」

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 インテルのワルテル・マッツァーリ新監督が6日、就任会見を行った。昨季のセリエAで9位に終わり、クラブ史上ワースト記録となる16敗を喫したインテル。名門の立て直しへ、新監督として招聘されたのが09年からナポリを率い、昨季は2位でフィニッシュしたマッツァーリ監督だ。

「私は以前、4年もナポリで監督を務めたのだから、どこに行っても通用すると言ったことがある。これが本当かどうかは、ピッチが答えを出してくれるだろう」。イタリアを代表するビッグクラブを率いることになった51歳の指揮官は「私はインテルのようなクラブの監督を務めるのに適した特徴を持っていると思う。私を選んだ会長もそう思っているだろう」と自信を見せた。

 就任会見ではDF長友佑都についても聞かれ、「対戦相手として見てきて、とても良い選手だと思っている」とコメント。「ただ、まずはピッチで見ないとそれ以上のことは言えない。私のサッカーをやるために要求されることに、いかに応じてくれるか」と指摘した。

 レッジーナを指揮した04-05シーズンにはMF中村俊輔(現横浜FM)も指導したマッツァーリ監督は、3バックを基本戦術とする。

「ビルドアップの際は3バック構成が基本だが、いろいろと変化を加えてきた。例えば、レッジーナではボナッツォーリを前線、その背後に中村を置いて3-5-1-1を採用していたし、他のシーズンでは、そのときの選手の特徴に適している3-4-3に切り換えた」

「これはあくまでも攻撃を仕掛ける場面での話。守備となると、例えば昨季のナポリでは、相手の動きを見ながら4バックで守ることが多かった。一言で『システムは3バック』と言い切れない」

 流れに応じて流動的に変化するシステム。長友にとっては日本代表でも経験しているアルベルト・ザッケローニ監督の3-4-3の戦術とも似たところがありそうだ。


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