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初陣でタイ選抜に不覚…マンU・モイーズ監督「負けても構わない」

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 アジアツアー中のマンチェスター・ユナイテッドは13日、タイのバンコクでシンハー・オールスターズ(タイリーグ選抜)と親善試合を行い、0-1で敗れた。初陣が黒星となったデイビッド・モイーズ監督は結果について「良いものではない」としながらも「これはプレシーズンマッチなのだから、負けたとしても構わない」と強調した。

「終盤の得点機会を逃してしまった。もし決められていたら展開は変わっていただろう。ただ、何人かの選手たちにフル出場の機会を与えられた方が重要。コンディション調整のためには良い試合だった。それはスタジアムで見ていた人なら理解してくれると思う。気温も高かったからね。全体的には選手たちのフィットネスレベルは上々だった。その点をポジティブに受け止めたい」

 トップチームデビューとなったFWアドナン・ヤヌザジはフル出場。今夏に加入したFWウィルフレッド・ザハは後半18分から出場し、同35分にポスト直撃のシュートを打った。

「アドナン(・ヤヌザジ)は非常に良かった。今日のチームで光った存在だった。若い選手にチャンスを与え、期待に応えてくれる姿を見られるのはうれしい。彼は期待に応えてくれた。今日のようなプレーを続ければ、よりチャンスを得られる」

「ウィルフレッド(・ザハ)も非常に良かったし、違いを生み出してくれた。ウェイン(・ルーニー)が負傷でチームを離れ、ロビン(・ファン・ペルシー)の合流はまだ先。それにチチャリート(ハビエル・エルナンデス)も今回のツアーには不参加だし、ウィル・キーンも負傷したので、FWのオプションが少ない。ウィルフレッドが入って得点機会をつくれた。シュートが決まらなかったのは不運だったと思う。今後もウィルフレッドのプレーを見ていきたい。実際に間近で彼のプレーを見たのは初めて。これからもチャンスを与える。その上で彼がフィットするポジションを見極めたい」

 ユナイテッドの監督としての初采配はほろ苦い結果に終わったが、長く続くシーズンの第一歩を踏み出したことに感慨深い思いもあったようだ。

「コーチも含め、我々はみんなリラックスしていた。この試合を楽しみにしていたからね。タイの素晴らしいユナイテッドファンも大勢スタジアムに足を運んでくれたし、良い雰囲気でやれた。もっと良い動きを披露したかったので、それだけが残念。その点を除けば何も問題はない。長いシーズンが始まったばかりだし、プレシーズンゲーム初戦なのだから」


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