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止まぬ人種差別…開幕戦、ラツィオのゴール裏封鎖が決定

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 レガ・カルチョは、18日に行われたユベントス対ラツィオのイタリア・スーパー杯でラツィオサポーターから人種差別発言がなされたと発表した。今週末行われるセリエA開幕戦のウディネーゼ戦で、ラツィオのウルトラス(熱狂的サポーター)が陣取るはずだったゴール裏席を封鎖する決定を下している。

 発表によると、前半16分、同28分、後半20分から43分までユベントスのDFアンジェロ・オグボンナ、MFポール・ポグバ、MFクワドゥオ・アサモアの3選手に対して差別的野次およびチャントが繰り返されたとのことだ。

 『AFP通信』の取材に応じたポグバは「その声は聞こえた。彼らは愚かだが、僕たちに何が出来るって言うんだい。相手は3万人。自分たちのチーム(ラツィオ)にも黒人選手はいる。彼らにも敬意を欠く行為だ。サッカーの試合ではよく耳にすることだが、本当に良くないこと。でも僕はプレーヤーとして仕事に集中するだけだと思っているよ」と話している。

 たびたび問題となるサポーターによる差別的発言や行動。セリエA凋落の加速を呼ぶ行為となりかねないだけに、今後本腰を入れた対策が必要になるかもしれない。

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