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バロテッリ、心機一転の丸坊主も精彩を欠く

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アッレグリは「どの選手も良くなければ交代」

 ミランFWマリオ・バロテッリからモヒカンとピアスが消えた。27日に行われたセリエA第9節パルマ戦、バロテッリは丸坊主にして登場した。だが、試合では精彩を欠き、後半途中にマッシミリアーノ・アッレグリ監督からベンチへ呼び戻されている。

 イタリアメディアは先日から、周囲の騒動に苛立ちを見せるバロテッリについて、ミランが “お目つけ役”をつけると報じていた。これを受け、ミーノ・ライオラ代理人が怒りをあらわにして否定し、「イタリアに連れてきたことを後悔している」と嘆く一幕もあったほどだ。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOはライオラ代理人と話し合い、“お目つけ役”は取りやめたという。だが、選手のスタイルを変えることで合意したそうだ。その第一歩が、反抗的なルックスをやめること。そして、バロテッリからはモヒカンが消えた。

 だが、丸坊主となって初めてとなるパルマ戦、バロテッリは精彩を欠くパフォーマンスに終わり、52分にFWアレッサンドロ・マトリと交代させられた。イタリア『スカイ・スポーツ』は、「バロテッリはもはやアンタッチャブル、必要不可欠な存在ではなくなった」と伝えている。

 試合は2-3と黒星に終わり、ミランの不振は続いているが、バロテッリと交代したマトリは、今季初ゴールをマークしている。アッレグリ監督は試合後、バロテッリの交代について、次のように語った。『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

「今日は良いパフォーマンスではなかった。私にはもっとペナルティーエリアを攻めるアタッカーが必要なんだ。彼を交代させたのは、ナーバスになっていたし、すでにイエローカードをもらっていたからだよ」

「マリオはもっとセンターフォワードとしてもっとうまくやらなければいけない。そのためのクオリティーはあるんだ。うまくいかない日なら、交代になることもあり得る。それはどの選手だって同じだ」

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