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[クラブW杯]10人のA・ミネイロが意地の3位…ロナウジーニョはFK弾も退場

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[12.21 クラブW杯3位決定戦 広州恒大2-3アトレチコ・ミネイロ]

 クラブW杯は21日、モロッコのマラケシュで3位決定戦を行い、南米代表のアトレチコ・ミネイロ(ブラジル)はアジア代表の広州恒大(中国)と対戦し、3-2で勝利した。アトレチコ・ミネイロはFWロナウジーニョの退場で数的不利を強いられたが、後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを挙げ、3位で大会を終えた。

 立ち上がりから激しく点を取り合った。前半2分にはクラブW杯史上最速ゴールが生まれる。DFマルコス・ローシャの右クロスをゴール前に走り込んだFWジエゴ・タルデッリが右足で合わせ、A・ミネイロが先制。広州恒大も同9分、MFエウケソンのシュートはクロスバーに阻まれるが、こぼれ球を拾ったFWガオ林の折り返しにFWムリチが右足で合わせ、同点に追いついた。

 前半15分にはA・ミネイロのMFルーカス・カンジドのファウルで広州恒大がPKを獲得。これをMFダリオ・コンカが落ち着いてゴール左に決め、広州恒大が逆転。それでも同アディショナルタイムにA・ミネイロがゴール正面からロナウジーニョの芸術的なFKで同点とし、2-2で前半を折り返した。

 後半は一転してどちらもチャンスで決めきれない時間が続く。広州恒大は後半12分、スルーパスに抜け出したムリチが右足でシュートを放つがGKに阻まれ、1分後のエウケソンのヘディングシュートもクロスバーを叩く。一方のA・ミネイロも同25分にロナウジーニョが無人のゴールにシュートを放つが、カバーに入ったDFにクリアされた。

 後半42分、ロナウジーニョがゴール正面で倒され、FKを獲得。しかし、荒いプレーに腹を立てて相手選手を蹴ってしまい、報復行為で一発レッド。A・ミネイロは数的不利を強いられてしまう。それでも、PK戦突入かと思われた同アディショナルタイムにジエゴ・タルデッリのスルーパスに抜け出したMFルアンが右足で決め、決勝点。A・ミネイロが土壇場で意地を見せ、3位で大会を終えた。


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