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メキシコ代表24歳FWが異例のW杯出場辞退を表明

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 メキシコ代表FWカルロス・ベラ(ソシエダ)が6月に開催されるブラジルW杯への異例の出場辞退を表明した。メキシコサッカー連盟が声明を発表して認めている。

 カルロス・ベラは1989年3月1日生まれ、メキシコ出身の24歳。05年に開催されたU-17世界選手権で得点王を獲得する活躍が認められ、16歳でアーセナルと契約を結ぶ。しかし入団直後は就労許可が下りなかったこともあり、スペインなどの複数クラブをレンタルで渡り歩いた。12年からは、前年にレンタルで加入していたソシエダに完全移籍を果たしている。

 10年南アフリカW杯にも出場している同選手だが、同年にチームが許可していないパーティーを開催したことによる規律違反で6か月の出場停止処分に遭う。翌年、代表復帰は果たしたが、12年のロンドン五輪では出場を辞退するなど、お騒がせプレーヤーとなっていた。

 そして今回のW杯出場辞退宣言。連盟は「精神的にも情熱的にも、W杯に100%の状態で臨むことは出来なかった」と公式声明を出し、ベラも「僕がW杯に向かうこと、予選を突破したチームメートがメンバーから外れるのは正当ではない。精神的に100%ではない」とコメントしている。

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