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シュツットガルト7連敗、酒井高は「やり続けるしかない」

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一定の手ごたえは感じつつ、とにかく結果を

 シュツットガルトDF酒井高徳は22日、ブンデスリーガ第22節のヘルタ・ベルリン戦に左のサイドバックとして先発フル出場した。7連敗で残留争い中と厳しい状況に、酒井は「気にせずやるしかない」と前を向いている。

 後半戦に入っていまだ勝ち星がなく、苦境にあるシュツットガルト。連敗を避けたいヘルタをホームに迎えたこの日も、開始5分にCKの流れからDFレバン・コビアシビリの先制を許す。前半終了間際にDFアルトゥール・ボカの豪快なミドルシュートで同点としたものの、終盤の87分に再びセットプレーからFWサンドロ・ワグナーに決勝点を献上。7連敗と泥沼が続いている。

 早い時間帯に先制を許したが、酒井は「雰囲気はずっと良かった」。「今まで出せてなかったような戦い方をしっかりできていた。チームの戦い方は今後にプラス」と、内容には一定の手ごたえを感じたようだ。

 もちろん、結果は黒星だっただけに、「どちら(の失点)もセットプレーからだったので、仕方がない部分もあった」「相手に運があったし、こっちは不運だった」と悔しさもうかがわせている。それでも、「この順位なのでやり続けるしかない。でも、今日は良い一歩を踏めたのかな」と、前を向かわなければいけないと続けた。

 ハンブルガーSVが勝利したため、シュツットガルトは降格圏との勝ち点差がついに1となった。酒井は「負けて落ち込んでいる暇はない。勝っていれば『次がある』と考えられるが、僕らは結果がどうであれ、気にせずやるしかない」。「今日は今日で終わり。次、勝ち点3をしっかり取ることを考えなければ」と切り替えなければいけないと話している。

 この日は久しぶりの左SBとあって、「自分の裏のスペースを簡単に空けすぎたところがあった」「後半はちょっとバテたのもあったので、もっとポジショニングを意識しないと」と課題も口に。攻撃面でも「出ようと思ったタイミングはあった」としつつ、チームのボールの運び方から「なるべく後ろにいた方が良いかなと」、バランスを考える中で攻め上がるタイミングがなかったと明かした。

 直接マッチアップすることはなかったが、日本代表の同僚であるMF細貝萌については、「大事なところにいる。そこにいてほしいところにいる」「周りが彼を信頼してボールを預けている。本当にチームの中心なのかなと感じる」と、ヘルタにとって欠かせない存在だと称賛した。

 次節の相手は、混戦模様の残留争いをともに続けるフランクフルト。だが、酒井は「どこが相手とか気にせず、勝つことしか考えられない。自分はもっと試合に絡めるようにしなければ」と、チームも自身も結果を出していきたいと話している。


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