コパ・リベルタドーレス決勝のピッチに?

　元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏(39)を招いて現役に復帰させることを計画していると以前に報じられていたボリビアのボリーバルは、現在もその可能性を諦めていないようだ。

　ベッカム氏と親しい友人でもある大富豪のマルセロ・クラウレ氏がバックアップするボリーバルは、昨年12月にもベッカム氏をチームに加えることを検討していると報じられていた。

　ベッカム氏獲得は実現しなかったボリーバルだが、今季のコパ・リベルタドーレスで躍進。決勝トーナメントでメキシコのレオン、アルゼンチンのラヌースを下し、ボリビア勢として史上初の準決勝進出を果たしている。

　大会はブラジル・ワールドカップのため中断され、アルゼンチンのサン・ロレンソと対戦する準決勝は7月に開催される。クラウレ氏はその準決勝、あるいは決勝までにベッカム氏をチームに加えてピッチに立たせたいと考えているようだ。ボリビア『パヒナ・シエテ』に次のように話している。

「デイビッドとディナーをともにして、そういう話をして笑い合ったんだ。決して扉を閉ざすことはない。だが、何かが起こるためには非常に大きな機会でなければならない。たとえばコパ・リベルタドーレスの決勝のようにね」

「夢や希望の話であり、何も保証されてはいない。我々全員が希望の中で生きていると思う。デイビッドがボリーバルの大きな補強となるための開いた扉は常に存在している」

　マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリー、MLSなどで活躍したベッカム氏は、パリ・サンジェルマンでのプレーを最後に昨年夏に現役を引退した。