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REFE、マドリーB助監督のジダン氏を“監視”

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監督としての役割は認めず

 レアル・マドリーのBチーム、レアル・マドリー・カスティージャのジネディーヌ・ジダン助監督が、スペインサッカー連盟(RFEF)の監督技術委員会によってその行動を“監視”されるようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 マドリーは今季、ジダン氏をリーガ2部B(実質3部)で戦うカスティージャの指揮官とすることを決定。しかしながら同氏は、フランスのコーチライセンスでレベル2(最高レベル3)までしか取得していないため、2部B以上のチームを率いるにはレベル3相当のライセンスが必要というRFEFの規約を満たしていない。よってクラブの公式ウェブサイトでは助監督として登録され、サンチャゴ・サンチェス氏が名前の上では監督となっている。

 そうして24日のアトレティコ・マドリーB戦で助監督デビューを果たしたジダン氏。だが、監督育成の全国中央組織CENAFEでディレクターを務めるミゲル・ガラン氏が、ジダン氏&サンチェス氏が規約に違反しているとしてRFEFに訴えた。規約違反の主旨は二つで、メディアがジダン氏のカスティージャ監督就任を報じたのをクラブが否定をしなかったこと、また練習やアトレティコB戦で同氏が監督としての振る舞いを見せていたこととなっている。

 RFEFの監督技術委員会はこの訴えについて検討したものの、判断材料が不足しているとの見解を示した模様だ。アトレティコB戦についても、規約では助監督も監督同様にテクニカルエリアで指示を出すことが可能であり、禁止されるのは同時にエリアで指示を出すことなっている。だが委員会はジダン氏の役割をこれから“監視”する方針を固め、監督としての振る舞いを確認した場合には、2部Bの競技委員会に報告する構えとされる。

 なおジダン氏は、今後数か月以内にレベル3のコーチライセンスを取得する見込みとなっている。


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