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財政難パルマ、次節は開催へ 選手たちがアタランタ戦を行うと決断

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 破産危機のパルマが、8日のセリエA第26節アタランタ戦を開催することになった。選手たちはイタリアサッカー連盟(FIGC)やレーガ・カルチョの対応に十分満足してはいないとしつつ、試合を行うことを決めたと話している。

 財政難で破産危機にあるパルマは、本拠地タルディーニでの警備代や電気代を支払えず、ウディネーゼ戦を延期。さらに、続く敵地でのジェノア戦も、選手たちの意向から延期となった。

 FIGCのカルロ・タベッキオ会長は、パルマがリーグを最後まで続けられるように、500万ユーロの特別予算を割り当てることを提案。レーガ・カルチョは6日の会議で承認した。ただし、イタリアメディアによると、セリエAの20クラブのうち、4クラブが反対や棄権したとのことだ。

 タベッキオ会長はその後、パルマの選手たちと会談。イタリアサッカー選手協会のダミアーノ・トンマージ会長は、選手たちがFIGCやレーガの対応に満足してはいないとしつつ、アタランタ戦を行うことを了承したと明かしている。イタリアメディアが伝えた。

「選手たちはほかのチームやサポーター、リーグの正当性に対して責任ある行動を取ることにした。(タベッキオ会長とは)満足できる会談ではなかったが、選手たちはピッチに立って仕事をすることに決断したよ」

「彼らはパルマに対してもっと関心を持つことを望んでいるが、タベッキオ会長はようやく動いたね。チームは日曜の試合のことだけを考えている。選手たちは団結して選択した。全員が同じ船に乗っている。ただ、満足していないのは確かだ」

 一方、キャプテンのDFアレッサンドロ・ルカレッリは次のように話している。

「僕らはプレーすることを決めた。でも、タベッキオ会長の話には満足していない。サポートするということだったけどね。何に納得できていないか? 僕らは100%の保証を求めている。僕らは事実を望んでいるんだ。ここまで至ることになったルールの変更も求めている。500万ユーロということだけど、僕らが話し合ってもらいたいことはほかにもある」

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