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麻也フル出場のサウサンプトンはペッレが2ゴールもトッテナムと分ける

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[4.25 プレミアリーグ第34節 サウサンプトン2-2トッテナム]

 プレミアリーグは25日、第34節を各地で行い、日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンはホームでトッテナムと対戦した。来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を争う6位と7位の直接対決。順位を逆転したいサウサンプトンはFWグラッツィアーノ・ペッレのゴールで2度リードするも守備が堪え切れずに、2-2で引き分けた。吉田は3試合連続で先発出場している。

 序盤はシュートのない一戦。前半25分にサウサンプトンはCKのチャンスからMFモルガン・シュナイデルランが右足のボレーでシュートを放ったが、GKウーゴ・ロリスの好セーブに阻まれる。このチャンスは生かせなかったが、同29分には先制点を挙げる。深い位置でボールを奪ったトッテナムだが、ボールを処理しようとしたMFライアン・メイソンが足を滑らせる。慌ててバックパスをしたが、これがミスになると、ボールに反応したサウサンプトンFWグラッツィアーノ・ペッレがゴールに押し込み、先制点を挙げた。

 さらにサウサンプトンは同40分にDFライアン・バートランドからの折り返しをMFスティーブン・デイビスが合わせたが、右に大きく外す。1点リードのまま前半を終えたいサウサンプトンだったが、43分に失点を喫してしまう。DFエリック・ダイアーが右から上げたクロスをFWハリー・ケインがニアポスト前でフリックする。ボールは、その背後に飛び込んでいたMFエリック・ラメラの腕に当たったように見えたが、ハンドは取られずに得点が認められた。

 1-1で迎えた後半の立ち上がりは、サウサンプトンが積極的に攻め込む。後半5分には、トッテナムの守備が中央を開けると、スティーブン・デイビスがシュートを打つ。しかし、キックミスでボールを左に外してしまう。さらにスティーブン・デイビスは、9分にもペッレの絶好の落としから決定機を得たが、シュートを右に外してしまう。攻め続けるサウサンプトンは、同11分にもバートランドのクロスがDFに当たって浮き、枠へ飛んでいく。トッテナムGKロリスが懸命にボールを枠外へ弾き、得点を許さなかった。

 なかなか得点のできなかったサウサンプトンだったが、前半20分には交代出場したMFシェーン・ロングのクロスをペッレがヘッドで合わせて再びリードした。しかし、サウサンプトンはこのリードを守り切れない。後半25分、スルーパスを受けたMFナセル・シャドリが吉田のマークをモノともせずにシュート。これが決まって2-2に追い付く。

 追いついたトッテナムだったが、後半28分にデイビスがロングボールの対応で足を滑らせて負傷。担架で運ばれてピッチを後にし、DFブラド・キリケシュが投入された。後半38分にサウサンプトンはセットプレーからDFジョゼ・フォンテがヘッドでゴールを狙うも、ゴール前のDFに防がれる。同43分にはシュナイデルランが足を滑らせて左ひざを負傷し、MFハリソン・リードと交代した。

 2人が負傷交代するアクシデントがあったこともあり、アディショナルタイムは7分。CKからDFトビー・アルデルバイレルトがヘッドでゴールを狙ったが、GKロリスに防がれる。ラストプレーでフォンテが放ったシュートもクロスバーを越えて行き、試合は2-2のドローで終了。両チーム勝ち点1を分け合っている。

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