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モウリーニョが“独演会” マンU、マンC、アーセナルへ強烈な皮肉

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 5シーズンぶりのプレミアリーグ制覇を成し遂げたチェルシージョゼ・モウリーニョ監督が26日、クラブの年間表彰式でライバル3チームへの強烈な皮肉を述べた。『ESPN』などが報じている。

「私の選手たちは最初から最後まで、彼らにふさわしいだけの敬意を払われてこなかった。これは深刻なことだ」。まずはチェルシーの選手たちが正当に評価されていないことへの不満を述べると、会場のスクリーンにライバルチームと思われるユニフォームのグラフィックを映し出し、“反論”した。

「サッカーのピッチには2つのゴールと一つのボールがある。しかし、あるチームはゴールのないピッチでプレーすることが好きなようだった。そのチームは非常に良いサッカーをし、とてもよくボールも動いた。ポゼッションは本当に美しい。しかし、ゴールがないんだ」

 スクリーンに映し出されたのは赤いユニフォーム。ポゼッションを重視するマンチェスター・ユナイテッドへの皮肉だった。
 
「彼らはFIFAにもそういうプレーをすべきだと主張した。だが、『それは不可能だ』と言われた。なぜならサッカーではポゼッションが高いチームが試合に勝ったり、チャンピオンになったりするわけではないからだ」

 続いて映し出されたのは水色のユニフォーム。マンチェスター・シティに対しては、自分たちのサッカー、スタイルを重視することを皮肉ったようだ。

「別のチームは一つのゴールだけでプレーすることを求めた。彼らはファンタスティックで、あらゆる位置からたくさんのゴールを決めた。しかし、彼らは決して失点しない。(一つしか)ゴールがないからだ。FIFAは彼らに言ったんだ。『残念だが、キミたちはチャンピオンになれない。なぜならサッカーは2つのゴールで行うものだからだ』とね」

 3つ目は赤いシャツに白い袖。シーズン後半に調子を上げたアーセナルへの皮肉だ。

「3つ目のチームは2つのゴールでプレーした。いくつかのゴールを決め、いくつかの失点もした。ファンタスティックだったよ。彼らはFIFAに1月から4月の間だけプレーすることを望んだ。しかし、リーグ戦は8月から5月まで戦わないといけない。だから彼らはチャンピオンになれなかった」

 最後に映し出されたのは青いユニフォーム。チェルシーだ。守備的な戦術に対して「ゴール前にバスを置いた」と批判されたことへの反論も含め、自分たちがいかにチャンピオンにふさわしいかを力説した。

「最後のチームは通常のルールでプレーした。彼らは試合に勝つには相手より1ゴール多く決めなければいけないことを知っていた。では、そのためにどうするか。多くのゴールを決めるか、失点せずに1ゴール決めるかだ。彼らはその両方をやった。数多くのゴールを決めたときは、いくつかの失点もする。1ゴールだけのときは失点しない。そして、彼らは8月から5月まで戦った。時にはバスを買ってね」

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