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“クラブ批判”の本田が後半43分から3戦ぶりの出場…ミランはドローで3戦勝利なし

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[10.18 セリエA第8節 トリノ1-1ミラン]

 セリエAは17日、第8節を各地で行った。ミランは敵地でトリノと対戦し、1-1で引き分けた。ミランの連敗は2でストップするも、3戦勝利なしに終わった。

 日本代表活動から戻ったMF本田圭佑は3試合連続のベンチスタートとなった。今回は4日のナポリ戦後に発したクラブ批判とも取れる“緊急提言”後に迎えた初戦。ベンチ入りは認められたが、やはりスタメンのチャンスが与えられることはなかった。

 さらにミランは今節から4-3-3にシステム変更。3トップは左からFWジャコモ・ボナベントゥーラ、FWルイス・アドリアーノ、FWアレッシオ・チェルチの3枚。中盤ではMFリッカルド・モントリーボを底にして、前にMFユライ・クツカとMFアンドレア・ベルトラッチが並び、今季、本田のポジションとなっていたトップ下が廃止された。

 低調な前半になった。5位と好スタートを切ったトリノ相手にピンチらしいピンチを迎えることもなかったが、見せ場も作れない。前半31分に左サイドで得たFKをボナベントゥーラが直接狙うが、枠を捕えることが出来なかった。

 後半に入ってミランは11分にL・アドリアーノに代えてFWカルロス・バッカを投入。センターFWを代えるといきなり結果が出る。後半18分、左サイドをボナベントゥーラ、ベルトラッチとつないだマイナスの折り返しを、バッカが右足で押し込む。シニシャ・ミハイロビッチ監督の采配がピタリと当たった。

 それでも今のミランにはリードを守り抜くだけの力がなかった。後半28分、FWファビオ・クアリャレッラ、FWアンドレア・ベロッティとパスを繋がれると、最後はMFダニエレ・バゼッリにGKのニアを抜かれ、同点に追いつかれてしまった。

 そしてミランは後半43分、3枚目の交代カードとしてチェルチに代えて本田を投入。そのまま右FWに入れてプレーさせた。時間はない中でも本田は積極的にボールに競りに行くなど、何とかボールに絡もうとする。しかし局面を変えるだけの時間は残っておらず、ほとんどボールに触ることもないまま、試合終了の笛を聞いた。


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