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ブッフォン落選に抗議? イタリアがバロンドール投票をボイコット

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 本人たちの意向か、“上司”の命令なのかは分からない。いずれにしても、イタリア代表のアントニオ・コンテ監督とGKジャンルイジ・ブッフォンが、FIFAバロンドールの投票をボイコットしていたことが分かった。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 バルセロナFWリオネル・メッシが3年ぶり5度目の受賞を果たしたFIFAバロンドール。FIFAは各国代表の指揮官とキャプテンが誰に投票したかを発表しているが、イタリア代表のコンテ監督とブッフォン主将の名前はリストに載っていない。

 イタリア代表の指揮官とキャプテンが票を投じなかったのは、メッシや最終候補者のFWクリスティアーノ・ロナウド、FWネイマールに反してのことではないだろう。『ガゼッタ』は、59名の第1候補リストにもブッフォンが含まれなかったことに対する抗議のボイコットだと報じている。

 『ガゼッタ』は、コンテ監督とブッフォンのボイコットは、イタリアサッカー連盟による指示と伝えている。両者はコメントを発しておらず、本人たちの意向は分からないとのことだ。

 だが、すでに決まっていたブッフォンの落選に対する抗議として、最終投票を拒否したのであれば、その是非を問う声が上がるのは当然だろう。『ガゼッタ』も、「大げさで、おそらくはやや子供じみた反応」と批判した。同紙は、今後のFIFAとの関係を考慮しても得策でないとの見解を示している。

 なお、FIFAが公表したリストには、スペイン代表の主将イケル・カシージャスの名前もないが、『ガゼッタ』はイタリアのボイコットとは無関係と報じている。選手に近い情報筋によると、締め切りの24時間前に投票用紙が送られてきたことが棄権の理由という。だが、スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は投票している。
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