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キックオフ直前にバースデーケーキも…レスター躍進を影で支えるオーナー

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 プレミアリーグ首位に立ち、“奇跡の優勝”を期待する声も小さくないレスター・シティは、クラブとチームが一体になって良い雰囲気を生み出しているようだ。クラウディオ・ラニエリ監督が明かした。

 昨季は残留争いを強いられたレスターだが、今季は開幕からビッグサプライズとして世界を沸かせてきた。6日のマンチェスター・シティとの天王山も制し、第25節を終えて2位トッテナムに勝ち点5差の首位を維持。いよいよタイトルへの夢が膨らみつつある。

 そんなレスターの成功の裏には、チームを取り巻く雰囲気の良さがあるという。ラニエリ監督がイタリアメディアで次のように述べた。『ANSA通信』が伝えている。

「クラブ内が落ち着いた良い雰囲気なんだ。私はカタンザーロ時代を思い出す。当時もみんな友人で、ただのチームを上回るポジティブな雰囲気があった。一緒にいるのが楽しくて、素晴らしい関係だったんだよ。バカンスも一緒だったし、クリスマスにも会っていた。監督になってからは、カリアリでもそういう雰囲気があったな」

 レスターの雰囲気の良さは、オーナー主導でつくり出したものかもしれない。

「我々は素晴らしい関係にある。彼は予算を出してくれ、あとの仕事は任せてくれるんだ。介入しないし、プレッシャーもかけない。チームの流れを追ってくれて、ポジティブさや安心を与えてくれる」

 ラニエリ監督は自身の誕生日があった昨年10月のエピソードも明かしている。

「試合が始まるから、我々はロッカールームにいた。すると、会長がケーキとろうそくを持ってきたんだ。彼らは私を祝ってくれた。キックオフの10分前だ。雰囲気の良さが分かるだろう」

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