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ゾフ氏、自身の記録を更新したブッフォンと古巣を祝福 「個人ではなくユーベの記録」

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 元イタリア代表GKディノ・ゾフ氏は、自身の連続無失点記録を更新したユベントスGKジャンルイジ・ブッフォンを祝福するとともに、ユベントスのチームとしての記録であることも強調している。

 11日に行われたセリエA第29節サッスオーロ戦(1-0)で、ブッフォンが大きな記録を成し遂げた。この試合も無失点に抑えたことで連続無失点を926分間に伸ばし、ゾフ氏が保持していた歴代2位の903分間を上回っている。

 次節トリノダービーであと3分間ゴールを許さなければ、元ミランGKセバスティアーノ・ロッシが保持する歴代1位の記録も破ることになる。ゾフ氏はユベントスとイタリア代表の後輩を祝福し、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに次のように述べた。

「こういうことが起こるのは間違いないと思っていたよ。もちろん、ブッフォンは次にロッシの記録も破るだろうね」

 無失点記録はGKだけの力によるものではなく、チームで達成されるものだとゾフ氏は語る。

「時代によって異なるものではないが、チームの力には左右される。今のユーベは5年連続のスクデットを獲得できるだろう。とんでもない業績だよ」

「私のときもそうだったが、個人の記録である以上にユーベの記録だ。だが、それはブッフォンも分かっている。1試合に危険なシュートを5本打たれてしまうとすれば、4本は止めても5本目で決められてしまうかもしれないからね」

 38歳にしてまだまだ衰えを見せないブッフォンだが、その後継者となりそうな次世代のイタリア人GKは誰だろうか。

「後継者というのは重い言葉ではあるが、良い若手は何人かいる。(ジェノアGKマッティア・)ペリンや(アタランタGKマルコ・)スポルティエッロはよくやっているね」

「それから(ミランGKジャンルイジ・)ドンナルンマだ。まだ評価を下してしまうには早いが、16歳でミランのレギュラーになれるのであれば、少なくとも今後のキャリアが開けていることは確かだろう」

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