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退任決定のコンテ、新天地は明かさず 「チェルシーという言葉はタブーじゃないが…」

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 イタリア代表のアントニオ・コンテ監督が21日の会見で、EURO2016後の退任について改めて言及した。チェルシーの次期監督就任については、決まっていないと述べている。

 2014年夏にユベントスを退団し、イタリア代表の指揮官となったコンテ監督は、EURO2016を区切りに退任することを正式に明かした。クラブチームでの仕事を望む指揮官は、会見でも次のように述べている。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「EUROの前に立場を明確にするよう求められた。それは正しいことであり、私はそうしたんだ。しっかり考えて、100%と確信してから伝えた。だが、今はまだ代表監督であり、それをうれしく思っている。素晴らしい経験で、決して忘れない。EUROやワールドカップを戦った監督たちをうらやましく思っていたんだ。次は私もその場に立てる」

「イタリアサッカーに別れを告げるわけではない。私はイタリア代表で幸せだ。だが、これから先もずっとガレージに入ったままになるのはつらいということも分かっていた。ガレージで感じるのは芝生の匂いではなく、車やタイヤ、ガソリンやエンジンの匂いだ」

 退任が決まったとはいえ、EUROで躍進を目指すという野望に変わりはない。

「私は仕事への意欲にあふれている。EUROに興奮しているし、大きな責任を感じている。理論上ではもっと強いチームたちがいるが、我々はハードワークによって差を縮めることができるチームということも分かっている」

 コンテ監督の新天地は、復活を目指すチェルシーが有力視されている。だが、コンテ監督は去就を明言していない。

「チェルシーという言葉はタブー? そんなことはない。でも、別のイタリアのチームからリスタートすることもできる。今のところは、もうイタリア代表監督ではなくなるという決断をしただけだ。希望はクラブチームに戻ることだよ」

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