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岡崎はレスターの“10番” セスク「彼のプレーは大好き」

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 プーマは20日、スパイクのカラーが左右で異なるデュアルカラーの最新版『トリックス』を発表した。コンセプトは「Play Loud(大騒ぎ、すなわち目立つの意味)」。左足はピンク グロー、右足はセーフティ イエローというド派手な2つのカラーを採用し、ピッチ上でだれよりも注目を集め、世界中に大暴れする姿を見せつけるためのニューモデルだ。

 左右でカラーが異なるスパイクは、W杯4度出場の実績を誇るカメルーン代表の英雄、リゴベール・ソングが1998年のフランスW杯で『プーマ キング』の2つの異なるカラーのスパイクを着用してピッチに立ったことからインスパイアされている。ソングは右足にイエロー、左足にレッドのスパイクを着用。これが現在の『プーマ トリックス』の原点だ。

 最新版『トリックス』は、素足でのキック時の自由な動きをベースに、さらなるキッキングパワーを実現した『エヴォパワー』と、軽量で反応性に優れ、さらなるスピードと操作性を実現する『エヴォスピード』の2モデルで登場。オンラインストアをはじめとするプーマ取り扱いショップではすでに予約がスタートしており、29日より販売開始となる。

 20日にはロンドン市内でプーマ主催のイベントも開催され、最新版『トリックス』を着用するトッププレイヤーが登場した。『エヴォパワー』を履くスペイン代表MFセスク・ファブレガス(チェルシー)は「プーマは大胆な2色のスパイクを準備してくれた」と、そのデザインが気に入った様子。EURO2016でも着用するモデルとあって、「このスパイクを履いてピッチで目立つことを楽しみにしている」と、3連覇を目指す大会に向けた決意も新たにしていた。

 イベントでは世界中から集まった各国メディアの取材にも対応したセスク。プレミアリーグで首位を走るレスター・シティについて「ファンタスティックだし、驚くべきことだ。プレミアリーグの競争力をより高めたし、すべての人を驚かせた。最後はレスターが優勝するべきだと僕は思っている」と述べ、レスターでレギュラーを務める日本代表FW岡崎慎司にも言及した。

「彼のプレーは大好きだよ。シンジは“10番”のポジションでプレーしているね。重要な役割だ」。絶対的なエース=9番であるFWジェイミー・バーディを少し下がった位置からサポートするセカンドストライカーとしての岡崎をそう評するセスクは「彼自身がストライカーでもある」と指摘。「ゴールも決めるし、ハードワークもする。点を取ってレスターに勝ち点3をもたらしたこともある。本当にファンタスティックだよ」と称賛の言葉を送っていた。

(取材・文 西山紘平)
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