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長谷部の決勝アシストに沈む…香川ドルト、16戦ぶり敗戦で逆転V消滅

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[5.7 ブンデスリーガ第33節 フランクフルト1-0ドルトムント]

 ブンデスリーガは7日、第33節を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でMF長谷部誠の所属するフランクフルトと対戦し、0-1で敗れた。香川、長谷部ともにフル出場したが、香川は3戦連発ならず、チームも16試合ぶりの敗戦で逆転優勝の可能性が消滅。一方の長谷部は決勝点をアシストし、今季初の3連勝に貢献すると、順位も15位に上がり、降格圏を脱出した。

 他力ながら勝って逆転優勝に望みをつなげたい2位ドルトムントと、残り2試合で2部との入れ替え戦ラインの16位に低迷するフランクフルト。互いに勝利が欲しい一戦はホームのフランクフルトが先手を奪った。前半14分、右CKからMFサボルチ・フスティがショートコーナーで長谷部につなぐと、長谷部は縦に仕掛けて右足でクロス。これをMFシュテファン・アイグナーが下がりながらのヘディングで流し込んだ。

 前節・ダルムシュタット戦(2-1)で今季初ゴールを決めた長谷部の昨年9月12日ケルン戦(6-2)以来、約8か月ぶりとなる今季2アシスト目で先制したフランクフルト。対するドルトムントは前半24分、MFマルコ・ロイスの左クロスに合わせたFWピエール・エメリク・オーバメヤンの左足シュートはゴール上へ。同29分のDFエリック・ドゥルムの左足ミドルもGKにキャッチされた。

 前半45分にはMFヌリ・サヒンのロングフィードをDFマッツ・フンメルスが頭で流し込み、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。前半を1点ビハインドで折り返したドルトムントは後半開始からDFソクラティス・パパスタソプロスを投入し、早くも動く。後半20分にはMFゴンサロ・カストロ、MFクリスティアン・プリシッチを同時投入し、交代枠を使い切ったが、なかなか流れを引き寄せられなかった。

 最後まで1点が遠く、そのまま0-1でタイムアップを迎えたドルトムントは昨年12月19日のケルン戦(1-2)以来、16試合ぶりの敗戦でリーグ戦は2016年初黒星。この日、インゴルシュタットを下したバイエルンとの勝ち点差は「8」に開き、最終節を残して優勝の可能性が消滅した。今後は14日にホーム最終戦となるケルン戦を戦い、21日のDFBポカール決勝でバイエルン相手に4シーズンぶりのタイトル獲得を目指す。

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