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プレミア挑戦1年目でのタイトル獲得ならず、クロップ「心が痛い」

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[5.18 EL決勝 リバプール1-3セビージャ バーゼル]

 ヨーロッパリーグ(EL)の決勝戦が18日、ザンクト・ヤコブ・パルク(スイス)で開催され、リバプール(イングランド)はセビージャ(スペイン)に1-3の逆転負け。EL制覇はならなかった。

 試合後、ユルゲン・クロップ監督は「セビージャの1点目がカギだった。あれで我々のサッカーは影響を受けた。ゲームプランへの自信を失い、迷いが出た。シンプルにプレーし続けることができなくなり、難しく考えるようになってしまった。突然、調子が崩れてしまったね」と振り返った。

「自分たちの実力を出せた非常にいい時間もあったが、それはほんの短い間だけだ。それを続ける必要があった」。指揮官は悔しさをにじませながら話した。UEFA公式サイトが伝えている。

 前半35分にFWダニエル・スターリッジのゴールで先制したリバプール。相手のシュートも1本に抑えていたものの、後半に3失点。後半開始18秒で1-1と試合を振り出しに戻されると、同19分には逆転を許す。後半25分には3失点目を喫し、1-3の敗戦となった。

 クロップ監督は「1-1となってセビージャが主導権を奪ったが、我々はうまく守れなかった。まだ時間はあった。反撃する時間は44分間残されていたが、それができなかった。残念でならないが、これを今後に生かしたい」と言い、来季を見据えた。

「この敗戦により、来シーズンは欧州の舞台で戦えなくなった。つまり、練習する時間はたっぷりあるということだ。それを利用し、もっと強くなって戻って来たい。この経験を生かさなければならない」

 クロップ監督はドルトムントを率いていた2012-13シーズンの欧州CLでは、バイエルンの後塵を拝して準優勝だった。今季はリバプールを率いたELでも準優勝止まりとなり、“シルバーコレクター”となってしまった。

 指揮官は「決勝まで進んで敗れるというのが私の宿命だとは思っていない。私は人生で非常に運に恵まれてきた。現に今、リバプールの監督としてここにいるわけだからね。これからも決勝にたどり着けるように全力を尽くすつもりだ」と言いつつも、「人生にはこれよりひどい最悪なことがあるものだが、確かに心が痛いよ」と嘆いた。

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