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10人のマンUが120分の激闘制し12年ぶりのFA杯制覇!!ファーガソン勇退後初タイトル

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[5.21 FA杯決勝 クリスタル・パレス1-2(延長)マンチェスター・U]

 FA杯は21日にウェンブリー・スタジアムでクリスタル・パレスマンチェスター・ユナイテッドによる決勝戦を行った。1-1で突入した延長後半5分にMFジェシー・リンガードが決勝点を挙げ、ユナイテッドが2-1で勝利。12年ぶり12度目のFA杯制覇となった。

 前半はユナイテッドがボールをキープするもなかなか決定機を作ることができず、一方のクリスタル・パレスは少ないチャンスで相手の脅威となったといったゲーム展開。後半7分、ユナイテッドは右サイドのMFアントニオ・バレンシアが中央に送ったパスをFWマーカス・ラッシュフォードがヒールで落として、PA内右からMFマルアン・フェライニが右足を振り抜くも右ポストを叩いた。

 後半16分にもユナイテッドは右サイドからバレンシアが上げたクロスをFWアントニー・マルシャルがヘッドで合わせたが今度は左ポストを直撃。すると、同21分にDFマルコス・ホロ、同27分にラッシュフォードが負傷し、それぞれDFマッテオ・ダルミアンとMFアシュリー・ヤングとの交代を余儀なくされた。

 劣勢が続いていたクリスタル・パレスだが、後半33分についに均衡を破る。左CKからフェライニにクリアされたボールを拾ったDFジョエル・ウォードがPA内左のMFジェイソン・パンチョンに浮き球パスを送る。パンチョンは角度はなかったが、左足で豪快にネットに突き刺し、スコアを1-0と動かした。

 しかし、ユナイテッドもその3分後の後半36分に同点に追いつく。FWウェイン・ルーニーがボールをキープして侵入したPA右から上げたクロスをフェライニが胸で落とし、MFフアン・マタが左足ボレーを叩き込み、1-1。ユナイテッドが早々に試合を振り出しに戻した。

 試合は90分で決着がつかず延長に突入。延長前半15分に相手のカウンターをファウルで止めてしまったDFクリス・スモーリングがこの日2枚目のイエローカードで退場となった。残り時間を10人で戦うユナイテッドはGKダビド・デ・ヘアのファインセーブもあり、何とか失点を免れると、迎えた延長後半5分に途中出場のリンガードが大仕事をやってのけた。

 ユナイテッドは右サイドからバレンシアがシュート性のクロスを入れると、相手がカットしたボールをリンガードが右足ダイレクトでゴール左隅に叩き込み、2-1。これが決勝点となり、ユナイテッドが1989-90シーズン以来のFA杯優勝を決めた。また、ユナイテッドにとっては2012-13シーズンのプレミアリーグ制覇以来、アレックス・ファーガソン氏退任後初のタイトルとなった。

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