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ミランは新シーズンへ向け出遅れか?身売り交渉の期限が再延期も

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 ミランと中国の企業グループによるクラブ買収交渉は、再びその期限が延期されたようだ。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が報じた。

 シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長率いるミランは現在、アメリカの実業家サル・ガラティオト氏の会社を仲介役に、中国の企業グループとの買収交渉に臨んでいる。クラブの株式70%をめぐる交渉で、実現すれば30年にわたるベルルスコーニ体制の終焉となる。

 だが、そのベルルスコーニ氏が先日、心臓の手術を余儀なくされたこともあり、買収交渉は長引いている。当初は6月15日だった期限は、同30日まで延期され、さらに今回の報道では「7月4日から8日まで」に再延期となったという。

 延期に至った理由は、やはりベルルスコーニ氏の体調にあるようだ。すでに回復ぶりが伝えられているベルルスコーニ氏だが、ミランの親会社フィニンヴェスト社は、同氏の入院中に契約書へのサインする事態を避けたがっているとのこと。

 ただし、進展を待ち続けるサポーターにとっては、好ましくない知らせかもしれない。クラブ買収交渉の行方次第となる監督人事や補強が停滞しており、来季に向けてすでに出遅れているからだ。

 7月初旬に新シーズンに向けて始動するミラン。MF本田圭佑ら選手たちも、誰が“ボス”になるのかを早く知りたがっているかもしれない。

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