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ボランチデビューの山田大記がマン・オブ・ザ・マッチに…攻守の働きに高い評価

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ボランチに手応えを感じるMF山田大記

 カールスルーエは21日に敵地で行われたブンデスリーガ2部のW・キッカーズ戦を2-0で制した。この試合でフル出場を果たしたMF山田大記はドイツ誌『キッカー』で、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。

 今シーズンからカールスルーエを率いるトーマス・オラール監督の下、山田の出場機会は第6節まで1試合にとどまっていた。だが、6試合未勝利が続いた監督は9月末の第7節E・アウエ戦でシステムの変更を断行し、山田を先発起用。ようやく初白星を記録したこの一戦以降、山田もスターティングメンバーとしての出場が続いている。

 21日の第10節、15位に位置して臨んだ4位W・キッカーズとのアウェー戦でも山田は先発している。これまで主に2列目の左サイドで起用されてきた同選手だが、この試合ではボランチを務め、そのプレーが『キッカー』でチーム単独最高の「2」と高く評価された。『キッカー』ではマン・オブ・ザ・マッチに選出された上、「技術的に優れており、周辺をよく見つつ、攻撃面も守備面も勤勉」との寸評が記されている。

 地元メディア『ka-news.de』も山田のパフォーマンスに「2」をつけ、最高タイの点数を与えた。「日本人選手は中盤の中央の位置で冷静なプレーを見せ、W・キッカーズの攻撃を封じ込めた。カールスルーエの攻撃の起点にもなった」と攻守での働きがたたえられている。

 山田本人も試合後、ツイッターを通じて「プロになって初めてのボランチでのスタメン。 練習や練習試合では何度もやってたし、楽しくプレーできました。 チームも勝ててうれしいです!」と新たなポジションに手応えを感じたようだ。また、30日に行われるMF細貝萌とFW浅野拓磨が所属するシュツットガルトとのダービーに向けて、「いい準備をして頑張ります」と意気込みを示した。

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