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本田痛恨ミスで失点絡む…今季初先発も途中交代 ミラン完敗で連勝止まる

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今季初先発の本田だったが…チャンスを生かすことが出来なかった

[10.25 セリエA第10節 ジェノア3-0ミラン]

 セリエAは25日、第10節1日目を行った。日本代表FW本田圭佑の所属するミランは敵地でジェノアと対戦し、0-3で敗れた。今季初先発した本田だったが、退場者が出たこともあり、後半17分で途中交代した。

 開幕直後に連敗を喫したが、第4節からは不敗を続けているミラン。前節は首位ユベントスに土を付けるなど、3連勝でローマと並んで2位タイに浮上。若手の台頭もあり、名門復活の兆しをみせている。

 そしてようやく背番号10にもチャンスが巡ってきた。開幕からベンチを温め続けていた本田だが、今節はユベントス戦から中2日で迎えた一戦とあって、チームは一部でターンオーバーを採用。本田はスソに代わって右FWで今季初先発した。また右SBにはDFイニャツィオ・アバーテではなく、DFアンドレア・ポーリが入った。

 しかし本田が開始早々、失点に絡むミスを犯してしまう。前半11分、ミランはDFトマス・リンコンに上げられたクロスをオフサイドトラップをかけて守ろうとするが、右サイドにいた本田がラインが残ってしまう。これをMFニコラ・ニンコビッチに頭で合わされ、先制を許してしまう。ポーリとの急造コンビの影響か、ラインコントロールに綻びが出てしまった。

 本田は攻撃面でもアピールすることが出来ない。下がってボールを受けるなど、ボールに触るチャンスはあるものの、前を向いたプレーが出来ない。後半に入るとミランはシステムを変更。FWカルロス・バッカとFWエムベイェ・ニアンの2トップにして、本田は右MFに一列下がった。

 しかし後半11分にミランにアクシデント発生。CBのDFガブリエル・パレッタがレッドカードで退場したことで、まずはバッカに代えてDFグスタボ・ゴメスを投入。そして同17分には本田に代えてFWルイス・アドリアーノを投入して対応した。

 好調ミランだったが、一人少ない状況では、ジェノアに圧力をかけることが出来ない。後半30分にオーバーラップからエリア内に飛び出したポーリのシュートも枠を捕らえることはなかった。逆に同40分には大きなサイドチェンジからMFダルコ・ラゾビッチにクロスを許すと、スライディングでブロックに入ったMFユライ・クツカがオウンゴール。さらに同41分にはFWレオナルド・パボレッティにゴールネットを揺らされ、敗戦が決定的となった。

 0-3で敗れたミランの連勝は3でストップ。勝てば暫定ながら4年半ぶりに単独首位に立つチャンスだったが、9月11日の第3節ウディネーゼ戦以来となる7戦ぶりの今季3敗目を喫した。


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