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地元紙が“CB長谷部”を称賛…後方からオーガナイズする能力に高評価

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CBで先発した長谷部誠

 フランクフルトは25日に行われたDFBポカール2回戦でインゴルシュタットをホームに迎え、PK戦の末に勝利して3回戦に駒を進めている。日本代表MF長谷部誠はこの試合で120分間プレーした。そのパフォーマンスを、地元メディアが称賛している。

 フランクフルトは21日のブンデスリーガ第8節、敵地でハンブルガーSVを3-0で下している。その一戦で、ニコ・コバチ監督は長谷部を後半ボランチからCBへと移した。続くカップ戦では日本代表の主将をスタートから3バックの中央に配置している。

 フランクフルトはインゴルシュタット戦で失点を許さなかったものの、得点も奪えなかった。スコアレスのままPK戦にもつれ込み、インゴルシュタットは2人がPKを外すと、フランクフルト4人目のキッカーを務めた長谷部がPKに成功し、次のラウンドへの進出を決めている。

 ドイツ紙『フランクフルター・ルンドシャウ』は、長谷部のこの試合でのパフォーマンスを高く評価。他メディアとは異なり、採点を行わない同紙は、学校のクラスに例えて選手たちを評価する。その中で、長谷部はDFヘスス・バジェホに次いで“良くできました”とたたえられている。以下のような寸評が記された。

「ハンブルクでの後半と同様、CBの位置でプレー。たくさんの穴を埋め、注意力が高かった。後方からゲームをオーガナイズする役割を任され、それを非常に上手くこなしている。落ち着いた雰囲気を漂わせ、(3回戦への)進出につながった最後のPKを蹴った」

 ドイツでは昨季まで右SB起用も多かった長谷部。同選手のサイド起用を好んでいない様子のコバチ監督だが、チーム状況に応じて本職ボランチから1列下げる起用は今後も選択肢に入れることもありそうだ。

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