スペインサッカー連盟の規律委員会は27日、先日の試合でサポーターがピッチにペットボトルを投げ入れたバレンシアに対し、1500ユーロ(約17万円)の罰金処分を科すことを発表した。

　バレンシアは22日に行われたリーガ・エスパニョーラ第9節で本拠地メスタージャにバルセロナを迎え、2-3と敗れた。この試合でFWリオネル・メッシがアディショナルタイムにPKを決めた後、そのゴールを祝うバルセロナイレブンに観客席からペットボトルが投げつけられ、問題となっていた。

　バレンシアはペットボトルを投げ入れた人物の特定に急ぎ、のちに17歳少年の行為だったことが判明。規律委員会はバレンシアの迅速な対応を評価しつつ、1500ユーロの罰金を科す決断を下した。

　一方で、規律委員会はバルセロナの選手たちに苦言を呈している。「バルセロナの複数選手の振る舞いは模範的ではなく、彼ら自身の信用を失わせました。バルセロナの選手たちがゴール後に観客席に向かってした表現は非難されるべきで、無視されてはいけません」とし、それでも「一部の愚か者」の反応を擁護はできないと述べている。

---

●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集