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ノースロンドン・ダービーはドロー決着…アーセナル先制もケインのPK弾でトッテナムが追いつく

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“ノースロンドン・ダービー”は引き分けに終わった

[11.6 プレミアリーグ第11節 アーセナル1-1トッテナム]

 プレミアリーグは6日、第11節を行った。エミレーツ・スタジアムでは、アーセナルトッテナムが対戦。激闘の“ノースロンドン・ダービー”は1-1で引き分けに終わった。

 1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でルドゴレツに3-2で勝利し、公式戦15試合負けなし(12勝3分)としたアーセナルは、その試合から5人を変更し、FWセオ・ウォルコットやDFナチョ・モンレアルらが先発に名を連ねた。一方、プレミアでは開幕から負けなしだが、公式戦6試合白星なし(4分2敗)と下降気味のトッテナムは、2日の欧州CLのレバークーゼン戦から3人を変更。足首の靭帯損傷から復帰したFWハリー・ケインが先発も、MFデレ・アリが欠場となっている。

 積極的な入りを見せたのはトッテナムだった。前半5分、左サイドのハーフェーライン付近で相手DFと体を入れ替えて抜け出したFWソン・フンミンがPA内まで持ち込み、ケインに折り返すもわずかに合わず。同21分には、右サイドからMFクリスティアン・エリクセンの絶妙なクロスをケインが頭で合わせたが、わずかにゴール左にそれ、いい時間帯での先制とはならなかった。

 序盤は押し込まれたアーセナルだが、30分を過ぎたあたりから徐々に盛り返す。前半32分、カウンターからMFメスト・エジルがスルーパスを通し、FWアレクシス・サンチェスがPA左にラストパス。後方から走り込んだFWアレックス・イウォビが右足を振り抜くもGKの正面。同39分には、MFグラニト・ジャカのスルーパスに反応したウォルコットがPA手前から右足を振り抜くも右ポストに嫌われた。

 このまま前半はスコアレスで終えるかと思われたが、思わぬ形で均衡が破れた。アーセナルは前半42分、MFエクトル・ベジェリンの攻撃参加からFKを得ると、エジルが左足でゴール前に放り込む。これをDFケビン・ビマーが頭でクリアしにいったが、ゴール方向に飛んでしまい、GKウーゴ・ロリスも弾き出せず、オウンゴールでアーセナルが先制した。

 1点ビハインドで後半を迎えたトッテナムだが、同6分にMFムサ・デンベレの強引な突破からDFローラン・コシールニーのファウルを誘い、PKを獲得。これを9月18日の第5節サンダーランド戦以来の出場となったケインが冷静にゴール中央に蹴り込み、後半開始早々にトッテナムが試合を振り出しに戻した。

 追いつかれたアーセナルは、後半20分にMFアーロン・ラムジー、同26分にFWオリビエ・ジルとMFアレックス・オクスレイド・チェンバレンを投入し、勝負に出た。同38分にはトッテナムが左サイドで得たFKからエリクセンが中央に入れると、味方には合わなかったが、インスイングのボールが右ポストを叩く。終盤に向けては球際で激しいバトルが繰り広げられたが、互いに決勝点を奪うことができず、1-1で勝ち点1を分け合った。

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