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マネの活躍を手放しで喜べないクロップ「おめでとう。でも背中を蹴ってやりたい」

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 リバプールユルゲン・クロップ監督は、アフリカ・ネイションズ杯でFWサディオ・マネがプレーするセネガル代表が決勝トーナメント進出したことは「複雑だ」と述べた。

 セネガル代表は19日、ジンバブエ戦に臨み、マネのゴールなどで2-0と勝利を収めた。しかし試合を観戦したクロップ監督は、マネの離脱が伸びたことで素直にセネガル代表の躍進を喜べないようだ。「マネに“おめでとう、でも背中を蹴ってやりたい”とメッセージを送った」と金曜日の会見で話したクロップ。「セネガルは素晴らしい活躍を見せているし、マネも良いプレーを続けている。複雑な心境っていう言葉が今の私の気持ちを表すのに最適だ」と心情を吐露した。

 カメルーン代表からの招集を拒んだことで、FIFAから大会期間中の出場停止を受けたジョエル・マティプ。この決定に対してに対して「マティプへの決定はフェアじゃない。アフリカ・ネイションズ杯は偉大な大会で私も敬意を払っている。しかしシーズンも中盤に差し掛かったこの時期にこの決定はクールじゃない」とクロップは納得していない様子。

 さらに、クロップは「プレミアリーグは毎試合ファイナルを戦っているようだ」とメディアからのプレッシャーが強いことにも言及。「1試合でシーズンの結果が決まったように報道されるし、非常に激しくバッシングされることもある。しかし、優勝戦線に踏みとどまれている現状は非常に良いことだ」

 そして11月に足首を負傷し、18日に行われたFA杯3回戦の4部のプリマス戦で復帰したフィリペ・コウチーニョに関して「まだ100%のパフォーマンスには戻っていないが、コウチーニョはプリマス戦で60分間プレーすることができた。フィリペとプレーすると、選手全員がよい影響を受けるだろう」とエースの復帰に期待を寄せている。

 首位チェルシーと7ポイント差の3位につけているリバプールは、土曜日にアンフィールドで第22節スウォンジー・シティ戦を控えている。リーグ戦で3試合ぶりに白星を取り戻すことはできるだろうか。

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