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好調インテル止まる…2か月ぶり敗戦で公式戦の連勝が9でストップ 新婚長友は出番なし

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ミランダのレッドカードに抗議するインテルイレブン。インテルの公式戦の連勝は9でストップした

[1.31 コッパ・イタリア準々決勝 インテル1-2ラツィオ]

 コッパ・イタリアの準々決勝が1月31日に行われ、日本代表DF長友佑都の所属するインテルラツィオに1-2で敗れた。昨年12月8日のELスパルタ・プラハ戦以来続いていたインテルの公式戦の連勝は9でストップした。インテルの敗戦は昨年12月2日のナポリ戦以来。

 好調インテルが躓いた。ホームのジュゼッペ・メアッツァにラツィオを迎えての一戦だったが、前半20分、左サイドからMFセナド・ルリッチに上げられたクロスをMFフェリペ・アンデルソンに頭で決められ、先制を許す。

 1点ビハインドで後半、インテルはベンチスタートさせていたFWマウロ・イカルディとMFジョアン・マリオを投入。一気の2枚替えで逆転を目指す。

 しかしさらに追い打ちとなる出来事が起きる。後半9分にDFミランダが裏に抜けたFWチーロ・インモービレを倒してしまい、一発退場。これで与えたPKもMFルーカス・ビリアに決められ、インテルは2点ビハインドを10人で追いかけることになった。

 インテルは直後のDFクリスティアン・アンサルディに代えてDFガリー・メデルを投入。この時点で、1月28日にタレントの平愛梨との入籍を終えたばかり、ベンチスタートだった長友の出番はなくなった。

 ただインテルにも勝つチャンスはあった。後半31分にラツィオはDFシュテファン・ラドゥが2枚目のイエローカードで退場。数的同数となると、同39分にMFマルセロ・ブロゾビッチのヘディングゴールで1点差に詰め寄る。

 しかし同点、逆転の夢は叶わず、インテルのコッパ・イタリア8強敗退が決定。公式戦の連勝は9でストップしてしまった。この敗戦の流れはリーグ戦には持ち込みたくないところ。次節、敵地で戦う首位ユベントスとのイタリアダービーは、5日に行われる。

 公式サイトによると、ステファノ・ピオリ監督も「数的不利の状況で全力を出し切った選手たちにはよくやったと伝えたい。これから今まで以上にハードワークして、今後の試合に向けた準備をしていきたい」と前を向く。主将のイカルディは「僕らはリーグ戦は連勝している。僕らの戦い方が間違っているわけではないし、どのチームも倒せると思っている」と切り替えを強調した。


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