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ピンチ救うファインプレーで左すね強打の長谷部は負傷交代…バイエルンに完敗で5連敗

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MF長谷部誠は左すねの負傷により今季初の途中交代となった

[3.11 ブンデスリーガ第24節 バイエルン3-0フランクフルト]

 ブンデスリーガは11日、第24節2日目を行い、MF長谷部誠の所属するフランクフルトは敵地でバイエルンと対戦し、0-3で大敗した。長谷部は3バックのリベロとして先発出場したが、左すねを負傷し、後半19分に途中交代となった。

 序盤はフランクフルトがチャンスをつくる。前半19分、FWアンテ・レビッチからのスルーパスにFWブラニミール・フルゴタが抜け出し、GKマヌエル・ノイアーと1対1を迎えると、ノイアーをかわしてシュートを打とうとしたところで後方からDFマッツ・フンメルスがスライディングタックルでボールをカット。フンメルスのファインプレーにチャンスをつぶされた。

 好機を逃したフランクフルトにバイエルンが襲いかかる。前半38分、DFハビ・マルティネスのロングフィードからFWロベルト・レバンドフスキが競ったボールをFWトーマス・ミュラーが拾ってPA内右の深い位置まで進入。グラウンダーの折り返しを中央に詰めたレワンドフスキが押し込み、先制点を決めた。

 さらに前半41分、左サイドのスペースに飛び出したDFダビド・アラバがドリブルで縦に突破。折り返しにMFドウグラス・コスタが左足で合わせ、2-0とリードを広げて前半を折り返した。

 後半開始早々の4分、フランクフルトをアクシデントが襲う。長谷部の背後を取ったミュラーがGKと1対1を迎えると、GKルーカス・フラデツキーの頭上を狙ったループシュート。ボールはゆっくりとゴールへ飛んでいったが、必死にカバーに戻った長谷部がゴールラインぎりぎりでクリアした。ところが、そのまま勢い余ってゴールポストに左すねを強打。苦悶の表情を浮かべ、治療のため、一時ピッチを離れた。

 バイエルンの猛攻は続き、後半10分、DFフィリップ・ラームのスルーパスに反応したMFアリエン・ロッベンがPA内右から左足でクロス。これをレワンドフスキがワントラップから振り向きざまに右足を振り抜き、3-0と勝利を決定づけた。

 左すねを痛めた長谷部はテーピングを巻いてプレーを続けていたが、後半19分にDFマルコ・ルスと交代。左足を引きずりながらピッチをあとにし、今季初の途中交代となった。チームもそのまま0-3の完敗で、悪夢の5連敗。今後のリーグ戦はもちろん、今月末にW杯アジア最終予選を控える日本代表にとっても長谷部の状態が心配される。

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