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約4か月ぶりの“ジャガー”!!浅野が初のドッペルパックで首位奪回に貢献

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FW浅野拓磨が移籍後初のドッペルパックを達成した

[4.9 ブンデスリーガ2部第28節 シュツットガルト2-0カールスルーエ]

 ブンデスリーガ2部は9日、第28節を行い、FW浅野拓磨の所属するシュツットガルトはホームでMF山田大記の所属するカールスルーエと対戦し、2-0で勝利した。浅野、山田ともにフル出場した一戦は浅野が約4か月ぶりとなるゴールを含む2得点を記録。暫定ながら首位奪回に大きく貢献した。

 ジャガーポーズが約4か月ぶりに飛び出した。シュツットガルトは前半26分、DFエミリアーノ・インスアとMFアレクサンドル・マキシムのパス交換で左サイドを崩し、マイナスに戻したボールをMFクリスティアン・ゲントナーが右足でゴール前にクロス。オフサイドラインぎりぎりからフリーで飛び出した浅野がヘディングで叩き付け、先制のゴールネットを揺らした。

 浅野の得点は昨年11月28日のニュルンベルク戦(3-1)以来、14試合ぶり今季3得点目。シュツットガルトがリードを奪ったが、カールスルーエの10番を背負う山田も見せ場をつくる。前半45分、敵陣中央をドリブルで運んでPA内へスルーパスを通すと、FWフロリアン・カンベリのシュートをGKが弾き、こぼれ球を山田が狙ったが、シュートはミートせず、DFにクリアされた。

 1点リードで前半を折り返したシュツットガルトは劣勢の時間を耐え、後半16分にカウンターから追加点を奪う。ドリブルでPA内まで持ち上がったマキシムのシュートはGKに弾かれたが、こぼれ球に詰めた浅野が右足で難なく押し込んだ。浅野は移籍後初のドッペルパック(1試合2得点)を達成。今季通算4ゴール目となり、勝利を大きく手繰り寄せた。

 そのまま2-0の完封勝利をおさめたシュツットガルトは6試合ぶりの白星で勝ち点を54に伸ばすと、首位ハノーファーが引き分けに終わったため、暫定首位に浮上。一方、最下位に沈むカールスルーエは5試合勝ちなし(1分4敗)となり、残り6試合で残留圏まで勝ち点10差と、3部降格が現実味を帯びてきている。

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