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マインツが連敗を5で止め、7戦ぶり白星!武藤はフル出場で原口との日本人対決制す

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FW武藤嘉紀は2試合連続のフル出場となり、連敗ストップに貢献した

[4.15 ブンデスリーガ第29節 マインツ1-0ヘルタ・ベルリン]

 ブンデスリーガは15日、第29節1日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツはホームでFW原口元気所属のヘルタ・ベルリンと対戦し、1-0で競り勝った。武藤は2トップの一角で2試合連続のフル出場を果たし、7試合ぶりの勝利に貢献。右サイドハーフで2試合ぶりに先発した原口は得点に絡めず、後半15分に交代した。

 立ち上がりから膠着状態が続くと、少しずつ攻勢に出たのはマインツだった。前半26分、ヘルタの固い守備にしびれを切らしたMFダニー・ラツァがミドルシュートを放つが、GKルネ・ヤシュティンがセーブ。同30分にはDFダニエル・ブロジンスキの左CKからDFシュテファン・ベルがヘディングシュートを放つも、クロスバーを大きく越えていった。

 それでも前半終了間際にマインツが先制に成功する。前半45分、左サイドをオーバーラップしてきたブロジンスキのクロスは原口にブロックされるが、このプレーで左CKを獲得。ブロジンスキのキックはGKのパンチングに弾かれるが、セカンドボールを拾ったMFファビアン・フライが横に流し、PA手前からラツァが右足ミドルを放つと、ゴール前でDFジョン・アンソニー・ブルックスに当たって軌道が変わり、ゴールネットに突き刺さった。

 1点ビハインドで前半を折り返したヘルタは後半15分、攻撃の手を変えるために原口とMFマキシミリアン・ミッテルステットの両サイドハーフを下げ、FWサミ・アラギとMFアレクサンダー・エスバインを投入。しかし局面は変わらず、逆に直後の同17分にピンチを招く。マインツは武藤がPA内右でドリブルで仕掛け、こぼれ球をMFハイロ・サンペリオが左足でシュート。惜しくもクロスバーを越えたが、勢いを削がれたヘルタはなかなかチャンスをつくることができなかった。

 マインツは後半アディショナルタイム2分、ワンツーで左サイドを突破したブロジンスキのクロスに武藤が左足ボレーで合わせるが、枠を捉え切れない。武藤の2試合ぶりゴールはならなかったが、そのまま1-0で逃げ切り、連敗を5でストップ。2月25日のレバークーゼン戦(2-0)以来、7試合ぶりの勝ち点3を獲得した。順位は残留圏ぎりぎりの15位から変わらなかったが、長いトンネルからようやく脱出した。

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