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アーセナル、ミラクル起こせず…最終節勝利も5位確定でCL連続出場は19でストップ

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来季はCLの舞台にアーセナルの姿はない

[5.21 プレミアリーグ第38節 アーセナル3-1エバートン]

 アーセナルのチャンピオンズリーグ(欧州CL)連続出場記録は19年でストップした。プレミアリーグは21日、最終節となる第38節が行われ、アーセナルはホームでエバートンと対戦。退場者を出しながらも3-1で勝利したが、他会場の結果から5位が確定し、来季のCL出場権を逃した。

 5位アーセナルは敗れれば、1998-99シーズンから19シーズン連続で続いていたチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場を逃すことになる。高いモチベーションで臨んだアーセナルは前半8分、PA左深くからMFメスト・エジルが中央に折り返すと、FWダニー・ウェルベックはミートしなかったが、こぼれ球に詰めたDFエクトル・ベジェリンがゴールネットを揺らし、アーセナルが先制した。

 しかしアーセナルは前半14分、DFローラン・コシールニーのFWエネル・バレンシアへのスライディングが遅れ、足を刈る形となってしまい、危険なプレーだったとして一発レッド。残りの時間を10人で戦うこととなった。一方、エバートンは25分に18歳MFトム・デイビスを下げてMFロス・バークリーを入れた。

 数的不利となったアーセナルだが、ラッキーな形で追加点が生まれる。前半28分、FWアレクシス・サンチェスが右足ミドルシュートを放つと、DFフィル・ジャギエルカに当たってFWダニー・ウェルベックのもとにこぼれる。GKと1対1の状況からウェルベックのラストパスをサンチェスが右足で流し込み、2-0とリードを広げた。

 27日にFA杯決勝を控えているアーセナルは後半4分、スライディングの際にDFガブリエル・パウリスタが左足を痛めて、負傷交代。長期離脱していたDFペア・メルテザッカーが最終節で今季初出場を果たした。12分には、クロスからDFロブ・ホールディングのハンドでPKを献上。FWロメル・ルカクがゴール左隅に流し込まれ、リードが1点差に縮まってしまった。

 アーセナルは後半22分にバレンシアにゴールネットを揺らされ、同点かと思われたがファウルで事なきを得る。直後に足を引きずっていたサンチェスがFWアレックス・イウォビと交代。29分にはMFメスト・エジルがGKと1対1も決めきれず、40分、43分のイウォビのシュートはそれぞれ相手DFのブロック、GKに止められてしまった。

 後半アディショナルタイム1分にはMFアーロン・ラムジーが鮮やかなシュートを決め、試合を決定づけたアーセナル。3-1でリーグ最終戦を勝利で終えたが、3位マンチェスター・シティ、4位リバプールも勝利したため、来季はヨーロッパリーグ(EL)にまわることとなった。


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