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「別れのゴール、日陰の本田にとって栄光の日曜」伊紙も本田圭佑のミラン退団を報道

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退団を表明したMF本田圭佑

 21日のボローニャ戦終了後、ミラン退団を表明した日本代表のMF本田圭佑について、イタリア紙も言及している。

 本田は21日に行われたセリエA第37節ミラン対ボローニャ戦(3-0)に58分から途中出場した。ホームのサン・シーロでのラストマッチとなるこの試合では、73分にFKを左足で決め、今シーズン初得点を挙げた。またこの勝利により、ミランは6位以内を確保し、来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)予選への出場権を獲得した。ボローニャ戦の本田の出来には、指揮官ビンチェンツォ・モンテッラのほか、チームメートやメディアからも称賛の声が上がった。しかし、本田はその後、イタリア語でツイッターにメッセージを投稿し、今シーズン終了後の退団を発表することを決断した。

 本田の退団表明は、イタリア各紙にも取り上げられている。『ガゼッタ・デロ・スポルト』は「ホンダ、別れのゴール」とのタイトルで報じ、「何週間にもわたり日陰の身だったケイスケ・ホンダにとって、栄光の日曜日となった。シーズン終了後に移籍するため、サンシーロでの今シーズン最初で最後のゴールだった」として、ホームでの最終戦において思い出となる得点を挙げたことを伝えた。

 また『コリエレ・デロ・スポルト』も同様に、「ケイスケ・ホンダはあと1週間で背番号10のユニフォームを完全に脱ぐことになる」と、ミラン退団を報じている。

 メディア『メディアセット・プレミアム』は2014年冬にミランに加入した本田の経歴を振り返り、「(クラレンス)セードルフ、(フィリッポ)インザーギ、(シニシャ)ミハイロビッチ、(クリスティアン)ブロッキの下で好調もあれば不調の時もあったが、今シーズン、ホンダはミランの構想外となってしまった」と説明している。しかし、ボローニャ戦のゴールに触れ、「サッカー界のスカラ座との別れには最高の形だった」とコメントしている。

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