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本田圭佑の新天地に米メディアも注目…『ESPN』が伝えた“5つの選択肢”

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ミラン退団の本田圭佑の移籍先とは…

 ミランの日本代表MF本田圭佑(30)が、22日に公式ツイッター(@kskgroup2017)を開設し、今季限りでの同クラブ退団を表明した。本田の新天地に注目が集まる中、アメリカのスポーツ局『ESPN』が“5つの選択肢”を挙げている。

 2013年12月にCSKAモスクワからミランに加入した本田。自ら希望した背番号10をつけ、これまで公式戦90試合に出場してきたが、今季はわずか7試合にとどまり、インパクトを残すことができていない。それでも21日のボローニャ戦でFKを決めるなど、彼の才能は疑う余地がない。そこで『ESPN』は本田が選ぶかもしれない「5つのコンペティション」について記事を掲載した。

 1番に挙げたのは『日本』だ。本田は2008年1月に名古屋グランパスからオランダのVVVに移籍し、念願の海外へ活躍の場を移した。そこから10年が経とうとしているが、同メディアは「帰る時がきた」として、「中国からアジアの覇権を取り戻したい日本にとって、スポンサーやメディア、ファンの関心面で大きなメリットがある」としている。また、「日本の若手にとっても良い見本となり、日本代表の立場も確固たるものになるだろう」と予想した。

 次に挙げたのが、これまでサンダーランドトッテナムなどからの関心が報じられた『イングランド』。プレミアリーグ上位のビッグクラブ入りは厳しいかもしれないが、「本田のこれまでの経験や才能、想像力、そしてミランでの“リベンジ”という熱い思いを提供できる」として欲しがるクラブはある予想している。また、商業面でも大きなメリットがあり、「世界最大のリーグでプレーする本田は大きな話題になる」と確信している。

 3つ目に『中国』。日本以外のアジアへ行くとすれば、ここしかないと断言している。近年、世界的に有名な選手が“爆買い”により中国に移籍したが、アジア人のビッグネームはいない。同メディアは「規則変更で外国人枠が制限されたが本田は例外。また、国家間の問題はあるが、本田の加入はその関係にも役立つだろう。彼にとっても中国は興味深い選択肢になるはずだ」と中国移籍へのメリットを挙げた。

 4つ目は『アメリカ』だ。特にメジャーリーグサッカー(MLS)のシアトル・サウンダーズが関心を示している。本田がシアトルに移籍すれば、「即座にピッチ上でスターとなり、落ち着けばプレー以外でも何かをもたらしてくれる」と高く評価し、そのうえで「西海岸で最も情熱的なファンの前でプレーすることは、本田の冒険心に訴えるものがあるかもしれない。また、本田は“世界的なスター”という印象を与えることができ、それがアジアでのシアトルとMLSの知名度を上げることにつながる」と商業面で助けになるという。

 最後は『スペイン』。これまでイングランドやドイツ、イタリアで日本人選手がリーグ優勝に絡んだことがあり、スペインでは苦戦しているが「本田はその最初の存在になるかもしれない」と同メディアはいう。また、レバンテという噂もあったが、同メディアはバレンシアが興味を示していると伝え、シンガポール人であるオーナーがアジアでの知名度向上を狙って本田と契約するのではないかと報じている。

 もちろん、移籍先としてこのほかのリーグの可能性もある。本田は来月で31歳となるが、まだ老け込む年齢ではない。今夏、新天地にどのクラブに移籍するか注目されているが、日本のファンだけでなく、彼がこれまで所属したクラブのファンや彼のプレーに刺激を受けたファンたちが、ピッチ上で輝く姿を期待している。


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