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オーバメヤン、パリSG行きが白紙に?移籍先候補での人事異動で補強ターゲットが変更か

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 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのFWピエール・エメリク・オーバメヤンの今夏以降の去就が不透明になりつつある。有力視されていたパリSG行きが白紙に戻った可能性が浮上した。

 今季ブンデスリーガ得点王に輝いたオーバメヤンのドルトムントとの契約は2020年まで。だが、エースストライカーは4年過ごしたクラブからの移籍を希望しているとされ、ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)も以前、「オーバが自身の将来について真剣に考えていることは知っている。彼はもうすぐ28歳になり、もう一度新しい経験をするか、自分自身に問いかけている」と同選手が移籍する可能性について語っていた。

 フランス生まれのガボン代表FWの獲得にはPSGや古巣のミラン、中国の天津権健らが乗り出していると伝えられている。その中で、最も話が進んでおり、先日には合意に至ったとも報じられていたのは、パトリック・クライファート氏が強化部長を務めていたPSG。年俸1400万ユーロ(約17億円)、4年契約で合意に至り、クラブ間で移籍金7000万ユーロ(約87億円)で話がつくとされていた。

 だがドイツ紙『ビルト』によれば、そのクライファートは数日前にPSGのフットボールディレクターに“降格”したことで、オーバメヤンの移籍は白紙に戻ったという。クラブは今月2日にポルトのアンテロ・エンリキ氏を新スポーツディレクター(SD)に招へいしたことを発表し、同氏に「未来のスターの発掘、獲得、発展」を託すことを伝えている。

 今月18日に28歳の誕生日を迎えるオーバメヤンだが、将来性を重視するエンリキ新SDはその獲得オペレーションを継続するのだろうか。また、PSG移籍が実現しなかった場合も、選手本人はドルトムントを退団することになるのか、今後の動きに注目したい。

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