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本田圭佑、移籍先先行報道に困惑「どこから情報が流れているのか」…新天地選びは「最後まで粘る」

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日本代表FW本田圭佑が囲み取材に応じた

 日本代表FW本田圭佑が18日、千葉県千葉市にある「ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA」で行われたイベントで取材に応じ、移籍先に関する話題に言及した。

 本田は自身のマネジメント会社であるHONDA ESTILO株式会社が出資、チーム運営をするカンボジア2部ソルティーロ・アンコールFCとの合同練習に参加。強い雨が降る中だったが、選手たちとミニゲームで汗を流した。約300人ほどのギャラリーも詰めかけており、本田がゴールを決めると歓声を上げていた。

 ソルティーロ・アンコールFCの選手たちの実力を初めて生で体感したという本田は「感触としてはポジティブ。すごく真面目で、いい選手が生まれれば日本みたいなチーム、日本に近いスタイルでサッカーが出来るのかなと思う」と手ごたえを話した。

 また気になる本田自身の去就についても言及。本田は3年半在籍したミランを契約満了となり、新シーズンは新クラブで迎えることになる。新天地はまだ決まっていないが、欧州では様々な報道がされている。「僕に関する移籍は、何度も言っていますけど、メディアを見て知ることが多い。どこからその情報が流れているのか分からない」と困惑気味の本田も「多くのクラブが興味を示してくれているのは事実」と複数の選択肢があることを認めた。

 所属先を選ぶポイントについては、「絶対にこれだけはとこだわっている部分はない。多くのクラブが興味を示してくれているのは事実。まずはすべてテーブルに乗せてみようというところで動いている。じっくりと言うか、後悔しないようにしたい」と語った。

以下、一問一答

―ソルティーロ・アンコールFCの選手たちと練習した感想は?
「感触としてはポジティブです。すごく真面目で、いい選手が生まれれば日本みたいなチームが出来上がるのかなと。日本に近いスタイルでサッカーが出来るのかなと思う。チームとしては課題は多いんですけど、リーグのレベルが成熟していないので、そういう意味ではチャンスがある。選手のモチベーションも非常に高いので、頑張って1部に上がってもらいたいというのが今、期待しているところです」

―本田選手自身、過酷だった代表戦から日にちが経っていないが、今日はゲーム形式の練習に参加していた。
「ちょうど今日からオフを切り上げた。今日でオフは終了です。13日にプレーして、4日休んだので。十分休んだかなと思います」

―日本代表にとっては8月のオーストラリア戦は大一番になる。
「チームが決まっていないので、まずはそこを決めないといけない。オーストラリア戦は重要であり、非常に厳しい試合になることは間違いない。危機感を感じながら、しっかり調整したい。怪我人等が戻ってくる期待も持っている。何とか僕自身もベストコンデションで迎えたいが、チームとしてもしっかりと全員が揃ったうえで、オーストラリア戦を迎えたいなと思います」

―本田選手の移籍先についてもいろいろな報道がある。
「僕に関する移籍は、何度も言っていますけど、メディアを見て知ることが多い。どこからその情報が流れているのか分からないんですけど、多くのクラブが興味を示してくれているのは事実。まずはすべてテーブルに乗せてみようというところで動いている。慌てず、自分が満足いくクラブから(オファーが)来るとは限らないですけど、来なかったとしても、最後まで粘ってみようと考えてます。じっくりと言うか、後悔しないようにしたいなと思います」

―チームを決める上で譲れないポイントはある?
「難しいですね。意外に絶対にこれだけはとこだわっている部分はない。チームのビジョン、サッカースタイル、チームの来季の目標、そこが納得いくものであれば、それ以外はほどほどでサインすると思います」

―最近、ツイッターを始められて、社会問題への発言もしている。
「もともとSNSは得意ではなく、苦手としてきた。いろいろ自分自身の学んだことを世の中に伝えていったほうがいいかなというきっかけがあって、できる範囲で思っていることを発信して行こうと。そこまで深い意味はない。おそらく皆さんとそういうことを共有したことがなかったので、ツイートの内容が意外と思われる部分もあるかと思うが、僕としては自然で、20代前半から思っていたことを、今になってつぶやき始めたと思ってもらえればと思います」

―新シーズンは重要になる。
「W杯に向けて自分のすべてをぶつけたいという思いでいる。もう1年を切っていますし、移籍の決断を含め、本当に後悔のないようにしたい。すべてがうまくいくとは限らないですけど、ベストの意思決定を、ここから毎日して、サッカーと向き合っていきたいなと思います」

(取材・文 児玉幸洋)

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