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武藤嘉紀、PK獲得も評価は伸びず…地元紙は「5バックの犠牲者」と最前線での孤立を指摘

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マインツFW武藤嘉紀

 マインツは23日に行われたブンデスリーガ第6節、ヘルタ・ベルリンとのホームマッチを1-0で勝利。日本代表FW武藤嘉紀は決勝点となるPKを獲得するなど勝利に貢献したが、ドイツメディアによる評価は伸びなかった。

 前節ホッフェンハイム戦ではゴールを決めた武藤だが、ヘルタ戦でもマインツの最前線で先発出場。この一戦に守備重視の5-4-1システムで臨んだチームのなかで、54分に相手DFに倒されてPKを獲得した。そのPKをチームメイトのMFパブロ・デ・ブラシスが決め、マインツはそのまま逃げ切っている。

 しかし、87分までのプレーで決定的な仕事を果たした武藤に対する評価は及第点となった。DFアブドウ・ディアロやダニエル・ブロジンスキ、そしてデ・ブラシスのパフォーマンスを「2」としたドイツ紙『ビルト』は、武藤にチームメイト4人と同様の「3」と採点。寸評では「長い時間にわたって不運の日本人選手だが、ワントップで利用できるボールをほとんどもらえず。だが勝利につながるPKを得ている」と孤立しながらも結果を出したことに言及している。

 一方、ドイツ誌『キッカー』や地元紙の『アルゲマイネ・ツァイトゥング』での評価は「4」と低め。後者では「5バックの犠牲者。日本人選手のほか攻撃的な選手が2人しかピッチに立たなかったため、数字となる記録を残すために届いたボールは少なすぎた」と武藤を活かすようなフォーメーションではなかったことが指摘された。

 マインツは30日に行われる次節、マルティン・シュミット監督が就任したボルフスブルクと対戦。FC東京からの加入後2年間指導を受けた恩師との再会で、武藤はどのようなプレーを見せるのだろうか。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

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