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新体制の久保ゲントが日本人対決制す! 森岡ベフェレンはカードの色が変わるVARも響き完封負け

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日本人対決に臨んだFW久保裕也とMF森岡亮太

[10.14 ベルギーリーグ第10節 ゲント2-0ベフェレン]

 ベルギーリーグ第10節が14日に行われ、FW久保裕也の所属するゲントはホームでMF森岡亮太所属のベフェレンと対戦し、2-0で勝利した。日本人対決を迎えた久保と森岡は、ともに先発フル出場している。

 9月27日にハイン・バンハーゼブルック前監督を双方合意で解任したゲントは、リーグ中断期間中の今月4日にイブ・バンデルハーゲ新監督を招聘。フォーメーションは両チームとも4-2-3-1で、久保は右サイドハーフ、森岡はトップ下でスタートした。

 試合は序盤からバンデルハーゲ監督体制の初陣となるゲントが攻撃でベフェレンを圧倒。ボールを支配して押し込み続け、前半17分にはPA手前右に切れ込んだ久保が左足で強烈なシュートを打ち込むが、惜しくもゴール左上に外れた。

 前半23分にはこの日最初の決定機。FWロマン・ヤレムチュクが左サイドから低いクロスを送ると、PA内中央にドフリーで飛び込んだ久保が左足で合わせる。しかしジャストミートできず、シュートはクロスバーを大きく越えてしまった。

 ベフェレンは思うように森岡へボールが入らず、前半は攻撃の形を作れないまま終了する。主導権を握り続けるゲントは後半14分、ヤレムチュクのシュートが相手GKに弾かれ、PA内右のMFダニイェル・ミリチェビッチが倒れながら右足で合わせるも、ゴール右に外して絶好機を生かせない。

 現状打破を図りたい森岡は後半18分にPA手前中央でこぼれ球に反応し、右足でシュートを打つが、相手DFがブロック。直後の同19分には左クロスにファーのMFイブラヒマ・セックが豪快に頭で合わせる。しかし、シュートはクロスバーの上すれすれを通過した。

 立て続けにピンチを迎えたゲントは後半24分にその悪い流れを断ち切る。FWモーゼス・ダディ・シモンが左サイドからカットインし、右足で低い弾道のシュート。相手GKと左ポストに当たったボールを途中出場のFWサムエル・カルが押し込み、1-0とした。

 先制後も攻勢を続けるゲントに対し、ベフェレンは森岡をトップ下からボランチに下げて反撃を試みる。だが、次のゴールを奪ったのもゲント。後半40分、左サイドのFKからシモンが右足でクロスを蹴り込み、ニアに立っていた森岡の背後に入ったカルがヘディングでゴール右に決め、この日2点目を挙げた。

 ベフェレンは後半43分にDFリュディ・カマーショが抜け出しかけたFWママドゥ・シラをスライディングで止めてファウルの判定。最初はイエローカードだったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によってレッドカードに変更される。そのまま0-2の完封負けを喫し、2試合ぶりの黒星。一方のゲントは新体制の初戦を勝利で飾り、3試合ぶりの白星で今季2勝目とした。

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