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ドルトムントCEO、夏にもシュテーガーと接触…以前からの評価が今回の招へいに結び付く

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ドルトムントの新監督に就任したペーター・シュテーガー監督(左)

 ドルトムントは10日、ピーター・ボス監督の解任を発表及び、ペーター・シュテーガー監督の招へいを発表。ハンス・ヨアヒム・バツケCEO(最高経営責任者)は会見で、今夏にもシュテーガー監督と接触していたことを明かしている。

 9日に行われたブンデスリーガ第15節でも勝利を収めれられず、リーグ戦8試合勝ちなしとなったドルトムント。公式戦において、過去13試合で勝利を収めたのは格下相手のカップ戦のみという状況で、クラブ幹部はボス体制に終止符を打っている。

 しかしドルトムントがその後任として迎えたのは、ケルンを2部からヨーロッパリーグ出場まで導いたものの、今シーズンは第14節まで勝ち点3獲得することができず、先週にケルンから解任を言い渡されたシュテーガー監督。その驚きの人事についてバツケCEOは、「夏に彼と良い形で話を進めていた。しかし、ペーターの心が完全にケルンにあることに気がついたんだ」と、以前から次期監督候補の一人と考えていたことを明かしている。

 一方この会見に同席したシュテーガー監督は、「このチーム、選手たちを指導することをとても楽しみにしている。大きな喜びやたくさんの感情でもって、このストーリーに臨むつもりだ」とコメント。「私が選ばれたのは、今シーズン、ケルンで3ポイントしか獲得していないからではないだろう」と、昨シーズンまでの実績が評価されたとも話した。

 またドルトムントとの契約が今シーズン終了までとなっていることについては「引退するまでの契約は必要としない。夏までにここで何かを作り上げたい。監督は常に短い期間に基づき評価されることだし、まったく問題はない。2週間の契約でもここでの仕事を引き受けていただろう」と話し、長期契約ではないことを気にかけていないようだ。

 なおシュテーガー新監督は10日の午後からドルトムントの練習を指導。チームは12日にブンデスリーガ第16節マインツ戦(アウェー)、16日に第17節ホッフェンハイム戦(ホーム)に臨み、そして20日のDFBポカール3回戦でバイエルンとアウェーで対戦する。新監督が短期間でインパクトを残せるのか、注目したいところだ。

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