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昨季王者のチェルシーは今季4敗目…コンテ「タイトル争いは不可能」

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アントニオ・コンテ監督が今季4敗目について語る

[12.9 プレミアリーグ第16節 ウエスト・ハム1-0チェルシー]

 プレミアリーグ第16節が9日に行われた。チェルシーは敵地でウエスト・ハムと対戦し、0-1で敗れた。

 3位のチェルシーはこの黒星で今季4敗目。開始6分に失点してしまい、FWアルバロ・モラタやMFエデン・アザールが幾度と決定機をつくるが得点ならず、そのまま0-1で敗れた。

 クラブ公式サイトは10日、アントニオ・コンテ監督のコメントを伝えている。試合後、コンテは「試合の立ち上がりが悪くて失点を許してしまい、そこから反撃することが非常に困難だった」と振り返る。また「3日おき試合に臨んでいて、多くの選手に疲労がたまってしまうのは仕方ないよ」とねぎらいつつ、「今日の選手達はアイデアがハッキリしていなくて、最後の場面でミスが目立った」と言及した。

 チェルシーはハーフタイムにMFティエムエ・バカヨコに代えて、FWペドロ・ロドリゲスを投入。その意図として「戦術的な采配だ。我々は11人で突破口を探しており、1-0で負けている状況だったので何かを変えることが重要だったんだ」と打ち明け、「ペドロはバカヨコと異なるタイプの選手で、1対1に強くて巧みな技術を持っている」とタイプの異なる選手で得点を狙ったことを明かした。

 現在3位に位置しているものの、首位シティとは勝ち点14差がついた。指揮官は「今シーズンは16試合を終えて4敗を喫している」とクラブの現状を確認し、「これではタイトル争いは不可能であり、私の経験上タイトル争いに加わるにはシーズンで敗戦は1つか2つに抑えなければならない」と語った。

 首位シティはいまだ無敗で、2位ユナイテッドは3敗目。いかに試合を落とさずに上位陣と対決するかがリーグ制覇の鍵となるが、「下位に沈むクリスタル・パレスと降格圏内のウエスト・ハムに敗れた。これらの試合に敗れたことはタイトルレースから外れたことを意味しているよ」と昨季の覇権を手にした指揮官は視線を落とした。

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