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昨季2部17位が史上初の快挙! マンU下してプレミア勢4連破、「言葉にできない」と指揮官

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ピッチ内になだれ込んだサポーターと喜ぶブリストル・シティの選手たち

 イングランド2部のブリストル・シティは20日に行われたカラバオ杯5回戦で、前回王者のマンチェスター・ユナイテッドを下し、1988-89シーズン以来となる準決勝進出を果たした。ブリストル・シティは今大会、プレミアリーグ所属の相手を4回連続で破ってきており、これは史上初めての偉業。これには指揮官も「言葉にできない」と感激しきりだった。

 これまで2部所属ながら、ワトフォード(○3-2)、ストーク・シティ(○2-0)、クリスタル・パレス(○4-1)とプレミアリーグの3クラブを連破してきたブリストル・シティ。20日にはマンチェスター・Uと対戦し、後半アディショナルタイムに決めたMFコリー・スミスのボレーシュートが決勝点となり、2-1で勝利した。

 昨季は2部で17位に沈んでいたブリストル・シティだが、今大会でいずれも複数得点を挙げている攻撃はこの日も冴えた。プレミア上位の相手に防戦一方だったわけではなく、枠内シュート数はマンチェスター・Uより1つ多い6本を数え、これは総シュート数の半数以上。堂々の勝利にサポーターは狂喜乱舞し、多くがピッチ内に乱入する騒ぎとなった。

 リー・ジョンソン監督は試合後、同クラブのオフィシャルメディア『BCtv』で「一人一人が飛び抜けていたし、驚異的だった。いまの気持ちは言葉にできないけど、とにかく幸せだよ。本当にこのクラブのことを誇りに思う」と喜びのコメントを発表した。

 また、マンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督も取材に答え、「彼らは幸運だったが、とてもハードに戦っていたし、良いチームだった。我々のチームを批判するよりも、まずは相手を褒めたいよ。運はどこから来るものでもない。努力でつかみとるものだ」と手放しで賞賛している。

 なお、ブリストル・シティは準決勝で、プレミアリーグの首位を圧倒的な強さで独走中のマンチェスター・シティと対戦。ホームアンドアウェー方式で来年1月8日、同20日に行われ、勝てばクラブ史上初の決勝進出となる。

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