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独サイト、ブンデス選手の市場価値データを更新…日本人選手では伊藤達哉が約7倍増

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HSVで評価を高めるFW伊藤達哉

 ドイツメディアの『transfermarkt.de』は28日、ブンデスリーガでプレーする選手522人の市場価値を更新。日本人選手ではハンブルガーSVが約6.67倍の増加を記録した。

『transfermarkt.de』では、選手それぞれのパフォーマンスや将来性、市場効果などが考慮され、ユーザーの意見も取り入れられる格好で市場価値を評価。例年通り王者バイエルンに所属する選手たちが数多く上位にランクインするなか、ドルトムントからはFWピエール・エメリク・オーバメヤン(2位、6500万ユーロ)やMFクリスティアン・プリシッチ(7位タイ、4500万ユーロ)、ライプツィヒからFWティモ・ベルナー(3位、6000万ユーロ)やMFナビ・ケイタ(4位タイ、5000万ユーロ)といった選手たちも名を連ねている。

 今回の更新で市場価値が最も上昇した選手たちだが、やはり今季にトップデビューを果たした若手が多かった。HSV所属の17歳FW、フィーテ・アルプの市場価値が50万ユーロから750万ユーロと15倍に跳ね上がり、このランキングでは首位の座を獲得。また、ヘルタ・ベルリンMFアルネ・マイヤー(20万→250万ユーロ、12.5倍)が2位、ライプツィヒDFイブラヒマ・コナテ(30万→300万ユーロ、10倍)が3位、ホッフェンハイムDFシュテファン・ポシュ(30万→250万ユーロ、約8.33倍)が4位と続いている。そして、5位に入ったのは先日HSVとプロ契約を結んだ伊藤達哉(15万→100万ユーロ、約6.67倍)となり、その将来性が大きく評価された形だ。

 だが、ブンデスリーガでプレーする日本人選手9人のうち、今季前半戦で市場価値が上昇したのはその伊藤のみとなっている。日本人に限定したランキングではドルトムントMF香川真司(1位、1300万ユーロ)やマインツFW武藤嘉紀(2位タイ、450万ユーロ)、HSVのDF酒井高徳(4位、300万ユーロ)、シュツットガルトFW浅野拓磨(5位、250万ユーロ)ら4人の市場価値には変動がなかった。

 一方、ケルンFW大迫勇也は100万ユーロ減の450万ユーロ(2位タイ)、ヘルタFW原口元気は75万ユーロ減の175万ユーロ(6位)、フランクフルトMF長谷部誠(50万ユーロ減)、MF鎌田大地(25万ユーロ減)は100万ユーロ(7位タイ)、とそれぞれの市場価値が低下してしまっている。クラブでのパフォーマンス(大迫、鎌田)や契約状況(原口)、または年齢やコンディション(長谷部)がその主な要因となったようだ。

【『Transfermarkt』によるブンデスリーガ1部所属最高市場価値選手】

1位 ロベルト・レバンドフスキ(8000万→8000万ユーロ)
2位 ピエール・エメリク・オーバメヤン(6500万→6500万ユーロ)
3位 ティモ・ベルナー(5000万→6000万ユーロ)
4位 チアゴ ・アルカンタラ(4000万→5000万ユーロ)
4位 ハメス・ロドリゲス(5000万→5000万ユーロ)
4位 ナビ・ケイタ(5000万→5000万ユーロ)
7位 トーマス・ミュラー(5000万→4500万ユーロ)
7位 クリスティアン・プリシッチ(4500万→4500万ユーロ)
9位 ヨシュア・キミッヒ(2500万→4000万ユーロ)
9位 レオン・ゴレツカ(2300万→4000万ユーロ)
9位 マッツ・フンメルス(4000万→4000万ユーロ)
9位 コレンタン・トリッソ(3500万→4000万ユーロ)

【『Transfermarkt』によるブンデスリーガ1部所属日本人選手市場価値】

1位 香川真司(1300万→1300万ユーロ)
2位 大迫勇也(550万→450万ユーロ)
2位 武藤嘉紀(450万→450万ユーロ)
4位 酒井高徳(300万→300万ユーロ)
5位 浅野拓磨(250万→250万ユーロ)
6位 原口元気(250万→175万ユーロ)
7位 長谷部誠(150万→100万ユーロ)
7位 鎌田大地(125万→100万ユーロ)
7位 伊藤達哉(15万→100万ユーロ)

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