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長谷部誠、ひざの問題を乗り越えた?「前より調子ははるかに良い」と強調、契約延長も視野に

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MF長谷部誠はフランクフルトと契約延長か

 フランクフルトに所属する日本代表の主将、MF長谷部誠の調子は良さそうだ。ドイツ誌『キッカー』で自身の状態や将来について話している。

 昨年の3月に行われたバイエルン戦でひざを負傷し、手術を強いられた長谷部だが、その影響で今季前半戦もコンスタントに試合に出場することができなかった。いちぶのドイツメディアでは、33歳のベテランは今季限りで引退を表明する可能性も伝えられていた。

 しかし、長谷部はスペインのウィンターキャンプで「前より調子ははるかに良いです」と報告。「すごく時間がかかりました。前半戦は(コンディションは)良いときと悪いときがありましたが、このようなケガの場合、それが普通だと思います。ですが、今は気分が良いですし、調子が良いことをこれからピッチでも示したいです」と状態が大きく改善された様子をうかがわせている。

 フランクフルトとの契約は今夏に満了となる。夏以降の去就については「興味深いオファーが届けば、すべてを想像できます」と、日本への復帰やアメリカに向かうことも考えられるという。だが、「今はまだ何も決まっていませんが、当然今後もフランクフルトでプレーすることを望んでいます」と現クラブとの延長を優先する考えを強調。「家族はフランクフルトやドイツがとても居心地良いです。何度も繰り返してきましたが、僕は現役引退後ドイツに残ることを希望しています」とあらためて引退後は生活の拠点をドイツに置くつもりだと言及している。

 前半戦を8位で終えたフランクフルトだが、長谷部は「もちろん、来季、欧州の大会に参加することは夢です」とコメントした。「昨季も、みんなとヨーロッパリーグに参戦したいと話していましたが、結局叶いませんでした。夢を見ることも良いですが、謙虚に取り組んでいかないといけませんね」と語り、「攻撃をもっと上手くやらないといけません。攻撃は前方のフォワードたちだけの仕事ではなく、後方のGKの位置から始まるものですからね」と課題も指摘している。

 一方、クラブの強化を担当するフレディ・ボビッチ取締役は同選手について「マコトはトップ級のプロ選手」と称賛している。「健康であれば、我々にとってものすごく貴重な選手だ。彼のコンディションや安定性に関して、様子を見ていきたい。当然、彼の将来について、これからの数週間に彼と話し合うことになるだろう」と契約延長の交渉を検討していることを示唆した。来季もフランクフルトに残る可能性が高まっているかもしれない。

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