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武藤嘉紀は無得点…9戦連続複数失点のマインツ、首位独走中バイエルンに敗戦

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2点目をボレーで決めたバイエルンMFハメス・ロドリゲス

[2.3 ブンデスリーガ第21節 マインツ0-2バイエルン]

 ブンデスリーガは3日、第21節2日目を各地で行い、FW武藤嘉紀所属のマインツは首位を独走中のバイエルンとホームで対戦し、0-2で敗れた。1トップの位置で先発した武藤はフル出場を果たしたが、2試合連続で無得点に終わった。

 首位のバイエルンは前半立ち上がり、MFコランタン・トリッソが立て続けにミドルシュートを放って相手ゴールを狙う。一方のマインツは14分、MFゲリット・ホルトマンの落としに武藤が反応し、PA内でDFマッツ・フンメルスに倒されたが、ファウルを告げる笛は鳴らなかった。

 2位と勝ち点16差で首位を独走するバイエルンに対し、マインツも着実に前へ出ていく。前半20分、MFジャン・フィリップ・グバミンの縦パスにMFアレクサンドル・マキシムが抜け出し、PA内でシュートを放つと、同27分にはカウンターからホルトマンがゴールに迫った。

 ところが前半33分、バイエルンが先制点を奪う。左からのCKをニアサイドで武藤がクリアするも、ペナルティーボックス付近でボールを拾ったMFフランク・リベリがダイレクトで右足を一閃。アウト回転がかかったボールはゴール右隅に吸い込まれ、スコアは1-0となった。

 バイエルンはさらに前半44分、トリッソが左サイドでボールをキープし、ゴール前に鋭いロングパスを配給。ファーサイドに走り込んだFWハメス・ロドリゲスが胸で収めて、左足ボレーでゴールに叩き込み、前半のうちにリードを2点に広げた。

 得点が必要なマインツは後半開始時、MFレビン・エズトゥナリに代えてMFロビン・クアイソンを投入する。ところがその後もバイエルンペースは変わらず。3分、ホッフェンハイムからの移籍後初先発となったFWサンドロ・ワーグナーが裏に抜け出し、左足でシュートを放つも、GKロビン・ツェントナーがビッグセーブを見せた。

 一方のマインツも後半7分、DFジュリオ・ドナーティの折り返しに反応したクアイソンのシュートはGKスベン・ウルライヒが片手でビッグセーブ。同11分には、DFジェローム・ボアテングとの競り合いに勝った武藤が初めてのシュートを狙ったが、GKの正面に飛んだ。

 さらに後半15分、PA左脇に走り込んだ武藤がDFラフィーニャに倒されてFKを獲得する。MFダニー・ラツァが低く鋭いキックを中央に蹴り込み、DFシュテファン・ベルとDFアブドゥ・ディアロが詰めたが、フンメルスにPA内でブロックされた。

 後半33分、左サイドからのクロスを武藤が頭で合わせたが枠外。着実に相手ゴールに近づいたマインツだったが、そのまま最後までスコアを動かすことはできなかった。これで第13節のアウクスブルク戦(●1-3)以降、9試合連続の複数失点となって2連敗。一方のバイエルンは12月2日のハノーファー戦から続けている連勝数を8にのばした。

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