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一方的に攻め込んだシティがシウバV弾で3連勝、チェルシーは今季3度目の2連敗

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MFベルナルド・シウバの先制点が決勝点になった

[3.4 プレミアリーグ第29節 マンチェスター・C 1-0 チェルシー]

 プレミアリーグは4日、第29節を行った。エティハド・スタジアムではマンチェスター・シティチェルシーが対戦し、1-0でシティが勝利した。

 カラバオ杯(リーグ杯)を制したシティは、アーセナルに連勝した1日のメンバーから先発2人を入れ替え、DFエメリク・ラポルトとMFオレクサンドル・ジンチェンコを起用した。一方、5位に沈むチェルシーは、2月25日の前節ユナイテッド戦から2人を代え、MFセスク・ファブレガスとFWペドロ・ロドリゲスが先発。MFエンゴロ・カンテは体調不良によりメンバーから外れている。

 試合はシティが一方的に攻め込む展開に。ボールを奪われても高い位置からプレッシャーをかけ、チェルシーにシュートチャンスすら与えない。前半20分には、MFレロイ・サネが強引にPA中央まで運び、FWセルヒオ・アグエロが右につなぐ。これを受けたMFベルナルド・シウバが対峙したDFをかわして左足を振り抜くが、わずかに枠を外れた。

 前半26分、シティはPA右角あたりでFKを獲得。MFケビン・デ・ブライネがゴール前に入れると、ファーサイドでサネが反応し、巧みなボールコントロールから右足シュートを放つ。決まったかと思われたが、カバーに入ったDFセサル・アスピリクエタに止められてしまう。42分には、デ・ブルイネの意表を突いたリスタートからDFニコラス・オタメンディがゴールネットを揺らしたが、パスを出したアグエロのオフサイドだった。

 前半はポゼッション率76%、パス成功本数はチェルシーの約3倍にあたる520本、被シュートを0本に抑えたシティ。試合を優勢に進めると、後半開始早々に先制点を挙げる。MFイルカイ・ギュンドアンのロングパスはつながらなかったが、こぼれ球を拾ったアグエロがPA左でキープし、追い越していったMFダビド・シルバにパス。シルバがそのまま中央へ折り返し、ファーサイドに走り込んだB・シウバが左足で合わせ、スコアを動かした。

 防戦一方のチェルシーは後半9分、得意のカウンターからセスクがボールを運び、PA右へスルーパス。フリーで受けたMFビクター・モーゼスがチェルシーのファーストシュートを放つが、枠を大きく外してしまう。その後は、切り替えの早いシティに攻め込まれ、耐える時間帯が続く。

 最初に交代カードを切ったのはチェルシー。後半33分にMFウィリアンに代え、FWオリビエ・ジルーをピッチに送り込んだ。さらに37分にはペドロを下げ、DFエメルソン・パルミエリを投入。一方のシティは40分、アグエロに代えてFWガブリエル・ジェズス、42分にはジンチェンコに代えてDFダニーロを入れ、ダメ押しの追加点を狙いに行った。

 チェルシーは後半45分にMFエデン・アザールを下げ、FWアルバロ・モラタを投入するが、同点に追いつくことができず。試合はそのままB・シウバの決勝点になって1-0でシティが勝利。3連勝とし、7日にホームで行われるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦バーゼル戦に弾みをつけた。敗れたチェルシーは、今季3度目の2連敗を喫した。

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